【偽物注意】バズうまブログ:ベーコン

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どうも~、グラフィックデザイナーのIKAです♪

先日、アメリカ人の友人が嘆いていました…。
「どうして日本にはベーコンが売っていないのか…」
「日本のベーコンはハムだよね。私はベーコンが食べたい」
確かに日本のスーパーで売られているベーコンは、製法的にも別物です。ひとことで表現すれば「ハム」なのです。(正しくは本物のハムの製法とも違う…)

アメリカのダイナーやカフェなどで朝食を食べると、カリカリのベーコンがパンや卵と一緒になって提供されます。ベーコンは塩味がきつく、歯茎に刺さるほどの固さです。アメリカ人は、ベーコンを固く、カリカリに調理することに異常なこだわりを見せます。まるで日本人が納豆をかき混ぜるが如しです。

では、なぜ日本で売られているベーコンはカリカリに調理できないのか?その影には日本企業の「儲け先行主義」が見え隠れしているのでした。

世界中で愛されているベーコン

イギリスやアイルランドだと、「ベーコン」「スクランブルエッグ」「ソーセージ」「温野菜」「フィッシュフライ」などがてんこ盛りで盛合せになった「フル・ブレックファースト」と呼ばれる朝食を食べる。そして、砂糖たっぷりの甘いコーヒーを飲む。日本人には、朝から胃にもたれる取り合わせだが、これもお国柄である。日本人が、臭い納豆と生卵を朝食に好むのと同じだ。

イタリアでは、カルボナーラに入ったベーコンや生ハムを食べるが、同時に「パンチェッタ」と呼ばれる「塩漬けの生ハム」に近いものも好まれる。確かにイタリアのベーコンもカリカリに仕上げる。

ドイツやヨーロッパの国々では、豚肉の部位ごとに製法や味付けが違う。燻製したスモークベーコンが一般的だが、その種類だけでも100種類以上あると言われている。

アメリカやオーストラリアといったヨーロッパからの移民で成り立った国は、当然ながらベーコンが大好きである。肉食文化の国で、ベーコンは比較的安価で、保存もしやすく日常的に入手しやすい食材であったのだ。

日本人の食卓から納豆と生卵と味噌汁が無くならないのと同じであるwww

日本の「食」は危険物がいっぱい?

日本の「食の危険性」について、書かれた本を読んだことがある。日本は、本当に危険な食生活なのか…。

答えは「限りなくYes」である。

日本で販売されている「食パン」の成分表をみたことはあるだろうか。日本の大手パンメーカーが販売している「食パン」には、必ず「ショートニング」が含まれている。詳しくは別のブログで書くことにするが、北米をはじめ、欧州で「ショートニング」を含んだパンは販売されていない。日本独自の成分だといっても過言ではないのだ。「ショートニング」は、「心筋梗塞」「癌」「アトピー性皮膚炎」の原因などともいわれている。もちろん、「ショートニング」を含まないパンも販売されている。成分表をチェックしたり、お店の人に確認することも賢明だろう。

では、なぜベーコンやパンは、世界からみても異質な進化を遂げたのであろうか?それは、戦後の食文化の「欧米化っ!」が原因なのである。

カリカリベーコンが食べたい!

正しいベーコンの製造過程は、豚肉を部位ごとに塩漬け、塩抜き、燻製と時間と手間暇がかかる。この製法で作られたベーコンは、焼けばカリカリに仕上がるのだ。

日本の大手ハムメーカーの製造過程では、肉に調味液を含ませる。そうすることで、肉自体の容量が1.5倍くらいになる。その肥大化させた豚肉をハムと同様の過熱工程にのせることで、時短を図り、製造量を増やしているのだ。製造過程からみても、本物のベーコンではない。「かにかま」と同様の「ハムベーコン」である。ハムベーコンでは、いくらフライパンで火を入れてもカリカリには仕上がらないのだ。

時間と手間暇、製造量が少ないと流通したときに値段は高価になる。北米やヨーロッパのように日本でもベーコンの消費量が増えれば、本物を提供するメーカーも増えるだろう。

本物のベーコンを販売している、大手百貨店や食肉加工業の店舗も増えている。少々お値段は高価でも、健康と味の引き換えならば致し方ないと判断するべきかもしれない。

あぁ、カリカリベーコンの目玉焼きが食べたい…www



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