政府のデジタル人材育成計画

記事
コラム
政府は
「デジタル社会の実現に向けた重点計画」
を発表しました。

この中で
デジタル社会を実現する
施策の一つとして
「デジタル人材の育成・確保」
があげられています。

働き手に関係する主な項目を
ひろってみました。

デジタル人材育成プラットフォームの構築
本事業では、デジタル人材を育成・確保するためのプラットフォームを構築し、地域企業のDXを進められる人材(座学やケーススタディ学習等を経て課題解決型現場研修プログラムに参加した者のうち、修了した者)を5年間で1,300人育成・確保する。

KPI(進捗): ケーススタディ学習プログラム受講者数
デジタル人材育成プラットフォームとは
座学やケーススタディ学習等や経て
課題解決型現場研修プログラムです。

特別の研修プログラムを開発し
デジタル人材を育成しようというものですね。


デジタルと掛けるダブルメジャー大学院教育構築事業
専門分野×データサイエンス・コンピューターサイエンス分野のダブルメジャーなどの大学院教育推進により、アカデミック・ノンアカデミックにおいて国内外で活躍できるデジタルの素養を持ち合わせた人材を育成するための取組を支援する。

KPI(進捗): 今後の社会をけん牽引する高度人材の育成のための分野融合の体系的な大学院教育を構築した件数(事業実施件数)(令和9年度(2027年度)まで)
大学院で
専門分野×デジタル人材を
育成するものですね。

これはぜひ社会人にも門戸を
広げてもらいたいです。


IT人材スキル標準の策定
情報サービスの提供やユーザー企業の情報システム部門に関わっている従来型IT人材にとって不足している、セキュリティ、データサイエンス、アジャイル等のスキル強化を図るための“学び直し”を加速するための指針となる“ITSS+(プラス)”について継続的な見直しを実施するとともに、デジタル時代に求められる新たなスキル標準について拡充を図る。
KPI(進捗): ・ ITSS+(プラス)の改訂(1領域以上)
       ・ スキル標準の拡充着手(令和3年度(2021年度))
ITスキル標準が拡充されます。

これまでの専門性にくわえ
セキュリティやデータサイエンスを
学ぶ必要があるということです。

IT人材には
どういった専門性をつけるか
作戦がもとめられますね。


データ関連人材育成プログラム
令和3年度(2021年度)で事業開始5年度目を迎え、高度データ関連人材の発掘・育成・活躍促進が着実に行われるようにすることが必要。

KPI(進捗): 補助金額/200万円に対する研修プログラムを受講している博士人材等の数の比(毎年度末100%超)
既に実施中のようですが
こうした取り組みがあることを
わたしは知りませんでした。


 IT・セキュリティ人材育成及び国家資格の普及啓発等
第4次産業革命に対応する人材を計画的に育成するために、引き続き「セキュリティ・キャンプ」、「未踏IT人材発掘・育成事業」の実施や国家資格の普及・啓発を行うとともに、平成29年度(2017年度)に新たなスキル標準の策定を開始。令和7年度(2025年度)の情報処理安全確保支援士の登録者数3万人超を目指す。

KPI(進捗): 情報処理安全確保支援士試験の受験者数
これまでの継続のようです。
実効性はあるのでしょうか。


産学における自立的なサイバーセキュリティ人材育成の推進
総務省において、NICTのサイバーセキュリティネクサス(CYNEX)を通じて、サイバーセキュリティ人材育成を実施しようとする教育機関・民間事業者等が利用可能なプラットフォームである「サイバーセキュリティ統合知的・人材育成基盤」を令和3年度(2021年度)中に構築し、提供を開始する。 

KPI(進捗): サイバーセキュリティ統合知的・人材育成基盤において民間企業等が開発した人材育成コンテンツ数(令和3年度(2021年度)までに1、令和4年度(2022年度)までに5)
詳細はわかりませんが
タイトルはすごいのです。
中身とあっているのでしょうか。


働き手に関係しそうなものだけ
とりあげましたが
いかがでしたでしょうか。

個人的には
これまでの継続施策もあり
弱い感じをうけました。

デジタルと一言でくくっていますが
サイバーセキュリティ
データサイエンス
AI
バーチャルリアリティ
次世代ネットワーク技術
ニューロコンピューティング
さまざまです。

専門家をそだてるなら
それぞれの分野で育成ブログラムを
考える必要がありますね。

相当な予算が必要です。
やるなら覚悟をもって
やらないと
中途半端になる気がします。

とは言え
働き手それぞれが
自らの意志で学ぶことが
もっとも大きな力に
なりますね。

ブログを読んでいただいた皆さま
本年はありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。


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