身近なアルコール依存症

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さてあなたはどちら?

2020年1月に日本で最初の新型コロナウイルス感染者を確認してから2年が経過。その結果、テレワークを行う会社が増えてこともあり、仕事終わりや歓送迎会などの飲み会は激減したものと思われます。

このような状況から、飲酒については二極化したという報道を耳にします。
つまり、飲み会がなくなったので飲酒量が減った方と逆に、宅飲みで飲酒量が増えた方、さてあなたはどちら?

増えた方は、依存症かも?と心配な方はいらっしゃいませんか?

厚生労働省の令和1年(2019)「国民健康・栄養調査」によると、生活習慣病のリスクを高める量を飲酒している人の割合は、男性14.9%、女性9.1%とのこと。
平成 22 年からの推移でみると、男性は増減はなく、女性は増加している。 
年齢階級別にみると、男性では40 歳代、女性では50 歳代が最も高く、それぞれ 21.0%、16.8%。

あなたはグレーゾーン?

下記6項目の内、過去1年間に以下の項目のうち3項目以上が同時に1か月以上続いたか、または繰り返し出現した場合アルコール依存症と考えられるとのことです。

1.飲酒したいという強い欲望あるいは脅迫感
2.飲酒の開始、終了、あるいは飲酒量に関して行動をコントロールすることが困難
3.禁酒あるいは減酒したときの離脱症状
4.耐性の証拠
5.飲酒にかわる楽しみや興味を無視し、飲酒せざるをえない時間やその効果からの回復に要する時間が延長
6.明らかに有害な結果が起きているにもかかわらず飲酒

しかしながら、診断は医師が行うもので、個人では判断が難しいものです。
アルコール依存症を心配する方は、心療内科でアルコール外来か専門病院で診察していただくのが良いかと思いますが、アルコール依存症者に対する世間の目が気になりますので、なかなか自ら診察に行かれる方は少ないのが実態でしょう。

ソバーキュリアスという考え方


「ソバーキュリアス」は、「sober」(シラフ)、「curious」(好奇心)で、「シラフへの好奇心」「シラフでいたがる」というニュアンスが語源となった言葉です。
お酒を飲める人があえて飲まないこと、あるいは少量しか飲まないことを言うそうです。

ソバーキュリアスを実行するとその効果は、
1.睡眠のリズムが整い、ぐっすり眠れて疲れがとれる
2.肌のトラブルが解消する
3.自信がみなぎる
4.生産性がアップする
5.不安が軽くなる
6.お金がたまる
などなど

じつは私も2年ほどソバーキュリアスを実行してまして、「4.生産性がアップする」は少しですが実感しています。

グレーゾーンを心配される方はどうぞお試しあれ。


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