ボーカル講師のキャズミアです。
レッスンに来てくださるボーカルの生徒さんには
Vtuberとして自宅から配信されてる方や
『歌ってみた』を宅録される歌い手さんもいらっしゃいます。
配信や歌録りにはマイクロフォン(マイク)が必需品ですよね。
ところが、
お話伺うと、
どうも皆さん、お部屋のマイク・スタンドにマイクをセットしたままで過ごしておられるようです。
毎日のように配信されていると、確かにいちいちマイクをスタンドから外してどこかに収納するのは面倒かも知れません。
でも、マイクは湿気を嫌います!!
コンデンサー・マイク(高価で繊細)をお使いの方も多い昨今
傷んでしまうと勿体無い!!!
性能も落ちちゃいます。
マイクを労ってあげると、歌にも声にも愛情が増すかも
(?!知らんけど・・・)
簡単マイク収納法をご紹介します。
マイク用 防湿庫をお手軽なドライボックスで作る
プロユースの録音スタジオにはマイク用の防湿庫(電源を使って自動で湿度管理できる箱)があり、録音が終わると次に使用するまで、マイクはそこに納めておきます。
翌日に同じ歌手が続きを録るという場合も、歌手の立ち位置をテープでバミって(印をつけて)、マイクスタンドはそのまま動かさず、マイクだけ外して必ず防湿庫に納めます。
コンデンサー、ダイナミックなど、マイクの種類や価格に関わらず
きちんと大切に扱います。
でも、防湿庫って
金庫みたいに大きくて、重くて、
お値段もお高いので
何だかちょっと
扱いにくいですよね。
とはいえ、マイクの湿気は気になる・・・
そんなVtuberや宅録屋さんにオススメなのが樹脂製のお手軽なドライボックスです。
カメラ用品のメーカーが、レンズやボディーを収納する用途で作っています。
パッキンも付いていて、しっかり密閉してくれるので安心!
パッキン(ゴム)が劣化してきたら買い換えます。
開ける頻度にもよりますが、3年以上は持つのではないでしょうか(経験値)。
中に強めの乾燥剤を入れて湿度を管理します。
湿度計も入れておくといいですね。
ドライボックスに湿度計を貼り付けて
こんな感じ↓↓↓↓↓↓
なんだか雑にテープで貼られた湿度計が切ないですけど
十分使えます。
湿度計付きのドライボックスも売っています。
↑↑↑↑↑
乾燥剤が頑張っている最中です。
理想は湿度40%前後。
中はこんな感じ。
スポンジを敷いてクッションに。
5.5Lのドライボックスに乾燥剤を雑に投入?
↓↓↓↓↓
いえいえ、ドライボックスの蓋裏に仕込める仕様になっています。
↓↓↓↓↓
仲間のレコーディング・エンジニア達に
「30万円のマイクを1400円のドライボックスに収納してる」
というと
『えぇーーーーーっっっっ!?!?!?』
『余ってる防湿庫、譲りますよーーー』
と、優しく言ってくださるんですけど(^^;)
ちょっとでも小ぢんまりとしておきたいので
狭い我が家にはこのドライボックスがジャスト・フィットです。
お手軽に湿度を管理したい方はお試しくださいね。
お手軽ドライボックス使用上の注意点
・必ず湿度計も入れて、湿度を管理しよう。
・ボックスの蓋はカチッと確実に閉めよう
・防湿効果がなくなったら乾燥剤を取り替えよう。
・蓋も確実に閉め、乾燥剤も交換してるのに湿度が下がらなくなったらボックス自体のパッキンが寿命かも。ボックスを買い換えよう。
・乾燥剤の管理などが面倒な場合は、電源を使って自動で湿度管理できる防湿庫の導入も検討してみよう。20L位の小型のもありますよ♪
付属のハードケースは運搬用として
コンデンサーマイクは、型にくりぬかれたスポンジ付きのハードケースや木箱に入って販売されている物もありますね。
こういったケースは『キャリング・ケース(運搬用のケース)』と考えましょう。
コンデンサーマイクを持って、現場へ移動する時に使うべきケースです。
ご自宅での保管用としては、乾燥剤入りのドライケースや、電源式の防湿庫など、湿度管理のできるものがオススメです。
(おまけ)ライブ活動でのマイ・マイク管理
バンドなどでライブ活動をしているボーカリストは
マイ・マイクを持ち込むことも多いと思います。
スタジオでのリハーサルにも持って行きますよね。
ボーカル用としてライブで使うのは、殆どがダイナミック・マイク(コンデンサーより頑丈)ですが、やはり湿気は嫌います。
金属でできた道具ですからね。
なので、マイクのポーチに『シリカゲル』を入れておきましょう。
これだけでも十分です。
(ワイヤレスの場合、バッテリーは毎回新品に換えるので、収納のタイミングで忘れず抜いておきましょう)
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据え置きのドライボックスは速く強めに除湿したいので
『キングドライ』や『OZO』などの乾燥剤を入れます。
一方、ライブ用マイクは、頻繁にポーチを開け閉めするので
湿気を吐き出さず、リサイクルもできる『シリカゲル』を使っています。
入れっぱなしで忘れていても、なんとなく安心な乾燥剤です。
動画もご参考までに。
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大切なマイクを長~く良い状態で使えるように
ドライボックスや乾燥剤を上手に使って
お手軽マイク管理
チャレンジしてみてくださいね!