人生に必要な無駄

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学び

一歩外に出れば、

時刻通りに来るバスや電車。

時刻通りに始まる仕事。

時刻通りに来る納期。

時間の有効活用。効率化。時短テク。

私たちの生活は常に時間に追われており、時間と戦っております。

速読やYouTubeの早回し再生。
少しの時間で多くのインプット。

これらのことは、社会においては必要な考えでありスキルです。

しかし、自分の時間においてはどうでしょう。

絵描きの友人が言っていた言葉です。

「最近は”生の絵”が売れなくなり、”絵のデータ”が売れるようになった。
絵もスマホに保管して、隙間時間にサラッと見る時代なんだな。」

この言葉を聞いたとき、今の世の中は大事な「人間の感性」を効率化で失い始めていると感じました。

絵の美しさは画面でも見ることができます。
でもそれは視界に入っているだけで、心には入っていません。

生の絵だからこそ、描いた人の想いが心に伝わり、心の目で見ることができるのです。

お気に入りの絵を家に飾り、ただそれを見つめる。
この行為で何かアウトプットを生み出すわけではありませんので、
社会からみたら無駄に分類される行為かもしれません。

しかし、この「無駄」が人の感性を磨き人生を豊かにしているのです。

私を含め、多くの人は社会の中で刷り込まれた時間への感覚と、
効率化への欲望が染みついており、自分の時間でさえ、
せかせかと頑張っていると思います。

30分、いや、15分でも良いです。

少しの間だけ時間を忘れて、心の目と耳で、絵や音楽、読書をゆっくり楽しんでみませんか。

時間との徒競走を少しの間中断して、人生の無駄を心から楽しみましょう。
忘れてはいけない人間の感性が優しく養われていきます。
そうすれば、あなただけの人生がより豊かになっていきますよ。




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