自己肯定感(自尊心)が高いか?低いか?簡単な見分け方

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最近、「バカと無知」という本を読みました。
劣等感、自己肯定感が低い人ほど、
他人に対して、マウントをとったり、虐めたりする傾向があるということは
今では有名な話です。

が・・。

一体、どんな状態であれば自己肯定感が高いとか
いまいちよくわからないままでした。

会社でこんなことがありました・・・。

私、自分に自信がなくって怖いんです!!
〇〇さんの方が詳しいと思うのでこの仕事をお願いします!!

と、他人に仕事を押し付けたり、
責任を押し付ける輩もたくさんいます。

私・・・。
HSP気味なのでよろしくね。

私・・・。
自分に自信がなくってぇ・・・・。

彼女たちは
本当に自分に自信がないのだろうか・・・?

むしろ
自信で満ち溢れているように見えます。


「私が! 私が!
ワタシが!ワタシが
タワシ!!!」


本当に自分に自信がない人が
このように

ワタシ!自信がありません!という自己主張をするでしょうか・・・?

疑問に思いました。

そもそも、
自分に自信があれば
物事がうまく運ぶのだろうか・・・?

自尊心や自己肯定感
自分軸などという言葉がもてはやされていますが、

動かざること山の如し・・・。

柔軟性がなく、
頑固なイメージもあります。

また自分がどちらの状態なのかも
わかりませんが、
少し答えのようなものがこの本には書かれていましたので、
自身の例えも交えて一部シェアしていきます。




自己肯定感がある状態とは・・・。

スピリチュアルの場合・・・。

・自分に自信がある時
・あなたはあなたのままで良い
・このままで良い。


いや、このままだと苦しんんだ、
自分のままで良くないんだ。
そもそも意味不明・・・。

と感じてしまいます。



心理学や科学的な側面や
仏教の教えなどは、

劣等感や苦しみは「他者との比較」から起こる

要するに
他人と比較しなければ、
劣等感を持たずに済む。

のですが、

理屈はわかるが
それができないから困ってるんだよ〜〜。

SNSでキラキラした発信を見なければ良いなどという
アドバイス等もちらほら見えます。

しかし、
「他者と比較してしまう」のが
普通でしょう。

人生がトントン拍子に進んでいる時、
「自己肯定感」は上がっていて、自分はできると感じます。
世界一幸福かも知れないと感じる時もあるでしょう。

人生下り坂の時は
不幸のどん底に陥って
世界一不幸な人間になってしまうことでしょう。

気分のアップダウンだけの話のようにも聞こえます。

能力をとるかか人間関係をとるか?

「バカと無知」の本の中では、

人間が窮地に追い込まれた時、
「生命の危機」を感じた時に何をするかで自尊心が高いか低いかを
測っていました。

現代では「明日から食べていけない・・・」
「命が狙われている!」
という状況はあまりありません。

しかし、

・失業の恐怖
・収入を失い無一文になる恐怖
・ホームレスになるかも?という恐怖

はもしかすると
多くの人が一度は考えた事がある恐怖ではないでしょうか?

そのような恐怖に苛まれた時に
どのような行動を取るかで
元々の自尊心の高さが測れるというのです。

自分の生活が脅かされるような状態になった時に

・自分の能力を上げようとする人は自尊心が高め
・他者との関わりを重視する人は自尊心低め
という傾向にあるようです。

もちろん一概には言えませんが、

なるほどな・・・・。

私自身の例えを出すと、
失業した時、休職した時に
なんとかして職を見つけないといけない、
生きていかないといけない・・。

と感じた時に取った行動が

・勉強
・副業(とはいっても雀の涙程度・・・)

これらを考えた事でした。

となると私は「元々の性質は自尊心高め」の人間だと言えます。
(自分では全く自覚はありません!!)

反対に他者との関わりにこだわるタイプの例として挙げれるのが、
家族が通っているカルチャースクールの90歳近いおばあちゃんです。

他の生徒さんは
本音を言うと、高齢のため、
いつ何があるかわからないから
ヒヤヒヤしているそうです。

教室で倒れたら困るとか、
このようなことを懸念しているのでしょう。

しかし、
おばあちゃんにとっては人と関わることが
「生きがい」です。

教室に行けなくなると
たちまち元気がなくなってしまうかもしれません。

しかし、
どうしても周りは必要以上に気を使ってしまうそうです。

ただ、そのお婆さんも周りの気遣いを自覚しているのか、
いつもお菓子をたくさん持ってきて
「相手をしてくれてありがとう」とみんなに配っているそうです。


これは私の推測ですが、
自尊心についても

まだ中年である私は「動ける」ので、生命の危機にされされても、
自分の能力を上げようとする。

高齢者は他者を頼るしかない場合もあるので、
他者との関わりを重視する。

といった、年代や状態によっても
変化するのではないかと
想像しています。

しかし、

自己肯定感!
あなたはあなたのままで良い!

には当然落とし穴もあります。

褒めても人は伸びない

自尊心や自己肯定感が高めのタイプは

「褒めて」も頑張ることをしません・・・。



なぜなら、
「自分軸」で生きているので人の話を聞かないからです。

例えば上司に
〇〇さんしかできないからお願い
と言われて仕事を頼まれたり

〇〇さんなら「できる!」期待してるよ!

と言われても、自分が「できない」と感じたら、
受けるどころか断ってしまいます。

(もちろん、小手先の「おだて」を見抜いて
断るケースもありますが・・。)

反対に自尊心の低い人は
他人の期待に応えたいと感じてしまうので、
「おだて」とわかっていても、
他人の頼みを受けてしまいます。

自尊心が高い場合は
人の話を聞かないので、
自分の能力を広げるチャンスを逃す可能性もあり、

自尊心が低い場合は
他人の期待に応じることで
自分の能力を広げている場合もあります。

なので、どちらが「良い、悪い」はありません。



ここから再び
私個人の体験を通じての感想ですが、
劣等感高めだと他人に騙されたり利用されやすくなるので、

極端に劣等感を感じている時は、
判断力も下がっているため、
無闇に他人の言うことを聞く必要はありません。

私自身は
通常時は「人の話を聞かない」タイプなのですが、

メンタルをやられた時は、
藁をもすがる思いで他人の言うことを聞いてしまい、
利用されて、結果としてさらにメンタル悪化した経験があります。

自分の考えは間違っている!!
私はおかしい、馬鹿だ!!

という思い込みから
言うことを聞く「相手」を見誤ったのだと思います。

しかし、
自分の尊敬する人であれば、
通常時「自尊心」が高い人でも、
人の話は聞きます。

いずれにせよ
「相手を間違ってはいけない」

という条件付きです。

感想

本を読んでも実は

答えは書いていません・・・。

別の本には
「答えはない自分で考えて決めるしかない」
「心の声に聞く」

と海外のガチガチの研究者が書いた本でも
このような抽象的な文章が書かれています。



自尊心が高ければいい

自分軸になれば良い

という訳ではなく、

何事もバランス
何事も中庸   が大事だよ〜〜。

という、

東洋思想的な考えに戻りました。


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