【心のデトックスライン】 にしだみゆです。
私はプロフィールにも自身がうつ病を経験したことを書いていますが、自身のうつ病よりも必死に調べたのが、かつての彼が持っていた双極性障害についてでした。
なにしろ、自分のことではないので、どう接したら彼を安定した状態に保てるのか、皆目見当がつかなかったのです。
いろいろな本を読んで彼を理解しようとしましたが、結局私が「なるほど」と思ったのはネットで拾った神田橋語録です。
精神科の先生の口述記録なのですが、よくある医学知識としての躁鬱ではなく、本当に双極性障害と真摯に向き合ったからこそ導き出された言葉がわかりやすくまとめられています。
ココナラのブログは外部のリンクが貼れないので、『神田橋語録』で検索してください。すぐに見つかります。
躁鬱病(双極性障害)は病気というよりも、一種の体質です。心が柔らかく傷つきやすい人たちに多いです。
不自由な状況に対して、「しっかりしなければ」と耐えていると、躁鬱の波が大きくなります。
躁鬱病の人は我慢するのが向きません。「この道一筋」は身に合いません。(中略)あっちふらふら、こっちふらふらがよろしい。やってみて良くなかったら止めたらよいだけです。
「きちんと」とか「ちゃんと」とかは窮屈になるから駄目です。
内面を見つめるタイプのカウンセリングは避けてください。
価値のない事、無駄なことから始めましょう。そうすれば途中で止めてもがっくり来ません。
この道(SEX)ばかりは灰になるまでです。
その人に合った生活をいかにして確保するかがコツ。
これを読んだとき、彼は無意識に自分を守っていたのだとわかりました。
杓子定規の生活に彼を閉じ込めようとしていたのは私でした。
そうわかっても、彼の言動に平気ではいられないこともありました。
でも、知る前よりは「そうしなければ、彼がもっと苦しむ」と思うことで、自分の気持ちの分散方法を探っていくことができました。
双極性障害をお持ちのかた、そのご家族やパートナーのかた、安心してください、私は神田橋先生がNGとしている、内面をみつめるカウンセリングはできません(笑)
先述の「気持ちの分散方法」のひとつの手段だと考えてください。
もしかしたら、話すことで楽になるかもしれませんよ
今日の1曲は、個人的なセレクトですが、その彼が私に贈ってくれた曲です。
SHE
ELVIS COSTELLO
この「ノッティングヒルの恋人」も、恋愛映画の名作ですよね。
実はこの曲カバーです。
オリジナルは、フランスのシャンソン歌手、シャルル・アズナヴール。
オリジナルと聴き比べてみるのもいいかも。