運動すると増える脳内神経伝達物質

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今回は脳内神経伝達物質やホルモンについて書きたいと思います。

ノルエピネフリン

うつ病などにかかると集中力が低くなったり、深く考えたりすることができなくなることが多いです。原因はノルエピネフリンの分泌が減るからだと考えられています。

抗うつ剤ではセロトニンと同様に、ノルエピネフリンも増加させるように設計されています。

ドイツで行われた研究では「軽い休憩を挟む軽いジョギング」と「速い速度で走るスプリント系の走り」での比較では、どちらもノルエピネフリンが増加したそうです。

しかし、速い速度で走ったほうがより多くノルエピネフリンが分泌されたようです。

ドーパミン

ドーパミンは脳内で、喜びや決断力、集中力などをコントロールしています。

様々な中毒症状はドーパミンが主に関わっています。また、コカインなどの違法薬物もドーパミンの分泌を上げる作用があります。

うつ病になるとドーパミンが働かなくなり、楽しい感情がなくなってくることが多いのですが、運動をするとドーパミンがより働かせることが出来るようになります。

エンドルフィン

運動をするとエピネフリンが分泌されます。これはランナーズハイとも関わりのある物質でも知られています。脳内では鎮痛剤のような働きをして、痛みを減らしたり、不安を減少させたりする働きがあります。

エンドルフィンはより激しい運動のほうが、より多く分泌されることが、分かっているようです。

ストレスホルモン(コルチゾールやアドレナリンなど)

日本が行った、うつの症状のある10代の女性を、「週末に運動に参加させたグループ」と「普通に活動していたグループ」に分けた研究です。

8週に渡って調査したところ、運動をしたグループの方が、ストレスホルモンであるコルチゾールやアドレナリンが大幅に減少し、うつの傾向も改善していたそうです。

また、体の健康状態が良くなり、社会的な関係性にも変化が見られ、より人との関わりを求めるような傾向が見られたようです。

まとめ

うつ病などのメンタル疾患にかかると、運動をしたくなくなります。現状にとどまろうとするうつ病の症状でもありますが、少しづつでも楽しんで運動をすることが、症状に改善につながると思います。

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