メンタル疾患を治すには運動と筋トレがおすすめ

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うつ病や不安障害、強迫性障害などの様々なメンタル疾患には、運動が抗うつ剤よりも効果があると言われています。

運動をすると筋肉が鍛えられるのと同様に、脳も鍛えることができます。

運動をするとBDNF(脳由来神経栄養因子)と呼ばれる呼ばれる物質が脳に分泌されます。BDNFは脳にとってのホルモン(ステロイド)のような働きをしていてます。BDNFは脳の肥料とも呼ばれ、ニューロンを新しく作る働きがあります。


また、運動にはセロトニン神経の働きを高めてくれる働きがあります。

抗うつ剤はセロトニンを増加するように設計されているのですが、運動をすることでもセロトニン神経の働きを高めることができます。

セロトニンはランニングなどの有酸素運動だけではなく、体に負担のかからないウォーキングなどの軽い動きでも分泌されるそうです。


注目したいのは、セロトニンとBDNFは相乗効果をもたらすということです。

運動をしてセロトニンがが分泌されると、セロトニンがBDNFの生成を促すことができます。そして作られたBDNFがセロトニン神経の働きを高める働きがあり、互いに相乗効果を発揮して、症状の改善が望めると言われています。


アメリカで行われたラットを3つのグループに分けた研究があります。次のようにラットを3つのグループに分けました。

①自発的にラットの意志にまかせて、好きなペースでに走らせる。
②強制的に決まった速度で走らせる。
③走らせないようにコントロールする。

①と②の運動をしたグループには海馬のニューロン新生が多く見られました。しかし、強制的に走らされた②のラットよりも、自発的に自分のペースで走った①のラットのほうがよりニューロンの新生がより多く観察されたそうです。

人間でも同じで、自分のペースで運動することが、よりニューロンの新生を高めてくれます。

また、ランニングマシーンを使って一定の速度で走るよりも、外で走ったほうがより効果的に脳を鍛えることができます。

ジムなどの建物の中を走るよりも、自然の中を走ったほうが自然のものが目に入り、脳のムードにとっても良い効果があると言われています。都会に住んでいる方でも公園などの自然がある場所で走るほうがおすすめです。














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