赤ちゃんの顔を自由に決められる?ゲノム編集ってなに??ゲノム編集の食品の話

記事
学び
こんにちは!管理栄養士のくさか まなみです♪
皆さんの食の知りたい知識や役に立つ情報を届けられるブログにしたいと思っております(^^)

最近、こんな気になるニュースがありました。
「ゲノム編集という技術を使うと、赤ちゃんを自由にデザインできる」
(承認はされていません)
ひえーって感じです。個人的にはなんだかSFみたいで怖いなって感じます
嬉しいと思う人もいるのかなあ。

テレビをあまり観ないので、クローン人間が作り出されるかもっていうところあたりで知識が止まっていましたΣ(-᷅_-᷄๑)

そういう話って現実味がなくて自分には関係ないって思いがちですよね?

実はもうすでに身近な存在になります。
アメリカではゲノム編集大豆が栽培され、それを原料とする植物油がレストランなどで使われているみたいです。すでに日本に輸入され、わたしたちが口にしている可能性があります。

そして、今年度の冬から、
ゲノム編集してGABAという成分が5.6倍になったトマトを
日本国内で販売することになりました。

…「へ〜 何がいけないの?GABAっていい成分ぽいし良いじゃん」
と思う方もおられるかもしれません。

少しずつ説明していきます。
【ゲノム編集】を知っていますか?
ゲノム編集とは、めちゃくちゃ簡単に言うともともと持っている遺伝子を自由に変えられる技術だと思ってくれたらいいです。

きちんというと↓こうらしいです。
ゲノム編集技術は、生物が持つ遺伝子の中の目的とする場所を高い精度で切断すること等により、特定の遺伝子が担う形質を改良することができる技術であり、これまでの育種法と比べ、品種改良のスピードを高めることが可能となります。

遺伝子組みかえと似ていますが、少し違います。

遺伝子組みかえ→もともともっていない性質に新しい性質を付け加えること。
たとえば、長く海へ潜りたい!!魚の能力が欲しい!!となるとします。魚のエラができる遺伝子を人間の遺伝子に組み込んでエラがついた人間を作ることができます。

ゲノム編集→もともと持っている性質を変えるたとえば健康な人間なら誰でも筋肉を持っていますよね?その筋肉量を抑える機能を壊して、筋肉モリモリの現実ではあり得ない筋肉人間を作り出すことができます。

その技術で出来たのが筋肉モリモリの牛。ネットで写真乗ってます。衝撃の画像です。イネや鯛も研究されているみたいです。

なんだか便利なような〜怖いような〜、、、

この「ゲノム編集」大きな問題点があります。

ゲノム編集はDNAを切断して改えることができますが、間違いが全くないと言い切れないところです。狙っていた変異が別の変異になって、例えば食品だったら突然変異で猛毒になったりアレルギーやガンなどの病気を引き起こす可能性がないとは言い切れないのです。

しかも、まったく規制がされておらず、表示義務がないので、わたしたちは知らず知らずのうちに食べている可能性があります。

そもそも、食がどういう風に安全と証明されてきたのか?
コーヒーを初めて飲んだ人ってすっごく勇気あると思いません?大昔、トマトは毒だと思われて食べられていなかったんです。

初めて食べた人が絶対にいて、「大丈夫」と分かったから何千年、何万年食べ続けて証明されてきたのです。
食品添加物も歴史が浅く、不調が出て後から規制が設けられることがあるように、ゲノム編集の食品だってどうなるのかわかりません。

しかもこのゲノム編集のトマトの苗は今年の5月に無料で配布されるそうです。(もうされたのかな?)
そうなると交配し、ゲノム編集のトマトが勝手に拡がる可能性があります。
もう普通のトマトは食べられないかもしれませんね。
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す