報酬を得ない幸せ

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私の好きな話に天国と地獄の話があります。
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天国にも地獄にも「大きな釜の中に美味しいうどん」が茹でてあって近くには長〜い箸があるそうです。地獄の人たちは我先に箸を奪い合いますがその橋は長すぎて美味しそうなうどんが目の前にあっても食べることができない。
天国の人たちは誰かが箸を取ると、箸の先のほうにいる人に「どうぞどうぞ」と食べさせてあげ、食べた人は「ありがとう、今度はあなたもどうぞ」と長い箸を使ってうどんを食べさせてくれる。
実は目の前にある環境は同じでも自分がその場を天国とすることもできるし地獄にすることもできる。
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こんなお話です。
ここから得られる教訓は「自分のことより相手に譲ることでその徳が自分に返ってくる」。また「同じ環境でも自分次第で天国にも地獄にもなる」ということでしょう。

昨日はとある会議で発表がありました。
発表は無事終わりTOPの方からも高評価を頂いたのですが、関わったメンバーがみんなそれぞれに「あなたのおかげで良い発表ができた」と自分の成果ではなく相手のおかげと心から称え合ったのです。

会合準備には手間も時間も掛かります。ただお金が絡むプロジェクトではないため、準備に関わる報酬などは一切ありません。損得で考えたらもらえるものは評価くらいしかないのですが、その評価を相手に譲ってしまうという状況は先ほどの天国の状態に似てるな、とふと思い出しました。

ちなみに「天国ではうどんが食べられたのに、会議では何も得られてないではないか」と考える人もいるかもしれませんが、自分の報酬を求めないことで「天国のような幸せの世界にいること」が実は何よりの報酬なのです。
そして類は友を呼ぶ、という言葉がありますが、そういう素晴らしい方たちと仲間でいられることは自分にもそういう資質があるということが本当に幸せです。

人生で何を求め、何を幸せとするかは人それぞれですが、私のイメージする幸せに近い世界を体験しましたのでシェアさせていただきました。

本日はここまで。
ありがとうございました。
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