何故テレアポ(テレマ)の求人は無くならないのか?

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コラム
これから、テレマに関わって地獄を見る人や、地獄を見て辞めたい人にテレマの良い面を再発見してもらうきっかけになればと思って今日のテーマを選びました。

テレアポやテレマの求人を見ると
「今のメンバー全員、未経験からスタートしました!」
「高時給で稼げる職場です!」
みたいなキャッチコピーがついていると思います。
あと、金髪の高円寺とかに住んでそうな女の子か、ちょっと大人っぽいおねーさんが3人くらいで立って「私達みたいなのが働いてます!」みたいな写真ね。

僕はかれこれ2008年くらいにバイトで関わってますので、
それを起点とすると、テレマーケティングというのは息の長い商売だということが分かります。

結論を書くと、
・バカで素直な若者はどの時代にも居る
・人から説明される(営業する)ことでモノは売れる
・導入は変わっても、最後の「人が営業して、売れる」が変わらない
ということです。

まとめると、
時給1200~1500円くらい払っとけば、一番しんどい末端での営業をやってくれる人材はいるし、それで儲かるんです。
代理店って言っても、
実は、元をたどれば大概大手の「代理店だけをやって大きくなった会社」みたいなのがあって、そこのOBとかが下請けの代理店をやって、その下にまた似たような代理店があって、、、
とまぁ、簡単に言うと今更仕組みを変えられんのですよ。

代理店のプロがすでにそこにあって
コミッション払えば売ってくれる人が居て
消費者も全員が全員ネットで調べてコスパを絶対重視して買うってわけでもないし、

そういった「別に絶対合理的でなくてもいい人」を刈り取ることで、儲かるなら儲けたいし、
そういう「実際はどうでもいいと思ってる人」の背中を押すために営業が必要で、
バンバン母数を稼いで営業を一気にやるなら電話営業が効率良い
そのやり方を外注頼りにしてたし、炎上しても嫌だから誰かにやってもらいたい
ってだけなんです。

で、営業って泥臭くて、お客さんにも邪険にされて辛いじゃないですか?
だから、成熟したちゃんとした人はやらないんです。

言い換えると、
未熟だったり、ちゃんとしてない人にとっては
一日に可能な獲得件数の多さや
事業として見たときの採算性から自分の給料の上げやすさ
といった魅力もあって、それこそ不動産とかじゃないですけど

「バカでものし上がって、稼げる!!」みたいなのが、デカイ金額が動かない商材でも見えるわけですね。


だから、テレマで成功したやつは、その後、ずっとテレマに関わってます。

僕の周りでもテレマの会社を起こしたやつ、
テレマの会社で偉くなったやつ、
数字取れなさすぎて会社でもお荷物だけどテレマしかしらないやつ、
酸いも甘いもありますが、テレマは今日も誰かの人生を歪めながらはびこっています。めんどくさいです。

AIがどんなに発達しても、AIが顧客リストを集めてくるだけでテレマは無くなりません。
どんなにいい商品があっても、もっとコミッションを払えるならテレマを使って「いい商品を駆逐」できます。

しんどい仕事なのに、愛おしくも馬鹿な若者は毎年生産されるのでそいつらをそそのかして営業するだけなんです。


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