精神がやられるのは、生命の危険・丙火丁火の存在意義

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昨日、宝石の辛を書いたので、もう一つ書いとこうかな。
これまた、騎馬遊牧民っぽいことを書くんだけどさ。w

はい。人間がサバイバルするときの一般知識です。
あなたは、自分が山でひとり道に迷ったとしたら、どうなると思いますか?
って、話から。

わたし、ファブルっていうアングラ・アウトローな漫画がすごい好きなのです。笑いのセンスもすごく好きだけど、同時にとても知恵が光る漫画です。
その主人公である、超天才のプロの殺し屋・殺人マシーン「佐藤」が子供の頃に仕込まれたのは、自然の中の本格的サバイバル。
 山に何も持たされずに一人取り残されて、生きて帰ってこれるかどうかをボスに試される。
で、その殺し屋「佐藤」がボスに教わってきたのは、なんでも「知恵と工夫」って。あるもので賄うアイデア力が命綱になるっておしえられている。
わたしも昔、本気で気持ちが死ぬかもってところまで追い詰められた時期があった。でもその時、夢を通して、ガイドスピリットが連れて行ってくれた多次元世界が、なんと!スパイ映画の世界だったんだよね。
 なにをやらかしたかわからんけど、とにかく自分が他の殺し屋?に追われている。狙われる理由はわからないんだけど、ともかく状況的に逃げ切るしかないわけ。え〜なんで武器持ってるの〜とか、姿形も違ってる〜!とかそういうことも深く考えられないほどのスピード感でうごいてる世界だよ。
その人物の体の中にウォークインみたいにスポンと自分が入れられちゃった。

で、助かるために、あらゆる状況を切り抜けるために身の回りのものを何でも瞬間的に創意工夫して使って突き進む。周りにあるものを何でも活用して、どこまで逃げ切れるか。抵抗できるか、みたいな、ね。
銃がつかえなくなったら、花瓶をなげる、でもいいし、追い詰められたら、窓を破るでも何でも良い。徹底的にその瞬間思いつくアイデアを使うわけ。
そして、使うもの使って、あらゆるアイデア出し尽くしそうになったとき、敵の攻撃をうけて、最後に暴風で後ろに飛んで、遠のく意識の中で、自分はこう思うわけ。
「あ....人の命ってのは、どんだけアイデア出せるかとイコールなんだな。」って。
そしたら、「わかったか。」って声がして、この3次元世界につれもどされて、そこで目が覚めてさ...飛び起きて、はぁはぁ息しながら、悟った。
「わかったよ...最後の最後までアイデア出し尽くせ!どんな状況におちいったとしても、アイデアを出し続ける限りは、ひとは絶対に死なない...ってことだろ!」って自分のガイドに言ったよ。
 だから、創意工夫って殺し屋「佐藤」がボスに仕込まれているシーンは、本当だよなって、この設定は妙にうなづけると思った。

で、その漫画で描かれるサバイバルっていうのがまた、自衛隊の特殊部隊の訓練にちょっと似てるんだよね。自衛隊にも特殊部隊というのがあるんだよ、知ってた?でも特殊部隊って言っても、米軍の海兵隊と比べたら、もう雲泥の差の実力差があるんだけどね、一応はある。
 爪の間になんかさしこまれて、電気流されたりなどして、敵に捕まった時、重要な情報を自白させられるのに耐える訓練とかもするらしい。
「お前、本当は上官の〇〇さんが嫌いだろ〜〜、真実を言え〜!」って。
(いや、そんな身内な秘密じゃないだろうが。w)

 で、彼らはサバイバルするとき、蛇とかカエルとか現地で捕まえて、食えるものを食う。そして水とかも、ちゃぷちゃぷ音をさせたら敵に気づかれるから、基本水筒持っていても飲めない。全て現地調達が基本っていう訓練なんだよね。だから少年だった佐藤の経験したサバイバルのシーンは、本物だなと思う。

で、自分もキャンプやるじゃん。そんなのそれに比べたら、あまりにもソフトすぎてサバイバルともブッシュクラフトとも全く呼べない代物だけどさ、当然、山で迷った時にまずどうしたらいいかくらいは学ぶよね。

何だと思う?

やばくなった時、一番先に確保しなくちゃいけないもの。
それは体温。
だから落ち葉でも何でもいい。テントみたいに風を避け、保温できるものを速攻で作らなくちゃいけない。林業の人は、昔、二人が2時間で10人くらいが寝られる簡単な小屋を現地で即興で作って移動していたという。

体温を維持することってすごく重要。
風が吹いていたり、気温が下がってきた時、ひとは3時間で命を落とすって言われている。だから山に子供が迷い込んでしまった時、一晩たったら普通は、凍死してしまっていることが多い。

 体温に関しての知識はファミリーキャンパーにも薄くて、夏、海でずぶ濡れになった幼稚園の子供達が強風と雨で気温下がっているのに、替えの靴がないという理由で親にそのままはかされていたことがあったんだよね。
 見つけた私は、唇が青くなった子供達に、低体温症になるから靴をすぐ脱ぐように指示して、その場でペーパータオルとアルミホイルとラップで足を巻いて、靴を製作したよ。
夏だから、とか関係ない。家の普通の状況と自然界では違う。
やっぱり、そういう知識は、みんなが持っておいたほうがいい。

次に、水の確保。水は、飲まないと3日間で死ぬ。
だから飲料水をどうやって確保するか、飲める水を探すかってことが重要になる。(でも便利だからって水のすぐそばにテントを張ると、体温も奪われ健康を害する。)そして、それがとりあえず揃っていれば、食べなくても3週間は生き延びられる、という基準がある。

そこに火があれば暖を取れるからいいよね、って話にはなるけども、ライターなしの状態で火を起こすのは、相当大変だぞ。雨上がりだったり、湿度の高い夏は、乾いた紙でもないと火はつかない。
だから、厳密には、ブッシュクラフトでは、気候が温暖だったり、生で食べられる果物とかがあったりすれば、火っていうのは、実はそこまで生存に欠かせないものではないからこだわらなくていい、ともいわれているんだよね。
生活用途だけで考えればね。

ところが、だよ。
火がないと、ダメな理由がやっぱりあるんだって。火がないと、人間って精神的にやられちゃうんだって。

迫り来る真っ暗な闇、何も見えない。
都会みたいに、街灯があるわけじゃない、本格的な闇の中、何も見えない。
おかしな音が聞こえる、相手の顔が見えない。
何がおきてるかわからない。
ひとがそういう闇のなかで一人たたずむことって、相当な精神力がいるんだってよ。一晩はまぁ良いとしても、毎晩それだと人は精神的におかしくなっちゃうらしい。獣を避けるとかそういう理由以前に、火がないとそもそも人間は正常な精神を保てないんだってよ。

だから、算命学でも火性は精神の星、なの。
丁火・丙火というのは、人の心を守るためにあるわけよ。
火が欠かせない五行の一つである理由は、そういうことね。

丁火の人は世の中が闇であるときほど、珍重される。
闇の環境で光る。そして、闇の中の目印にもなる。
だから逆に昼行灯っていわれるように、明るい時、暖かい時にはあまり重宝されない。丁火の価値が出るのは、秋以降の生まれの人と言われている。
夏生まれは無用の長物。

さらに、となりに太陽があるとちょっとまずいよね。
太陽がでてるのに、ちょうちんはいらないでしょ。
だから、そういうのを侮光される宿命っていう。
せっかくの自分の魅力がライバルによって消されてしまうひと、という意味になる。迷惑だよね〜。w どこか寂しげな、しかし人の心の奥を見透かしている人は、丁火の人かもしれない。表向きは明るいけれども、誰よりも物事の闇をじっと見つめてきた人。
 だから、焚き火は、闇から人のこころを守ろうと、人の心を照らして温めているんだよ。

丙火もそう。太陽が万物を照らし出し、生気づけるように、生命力と活力を与える神聖なる光をあまねく地上へ降り注ぐ。太陽は与える相手を選り好みはしない。だから、丙火の人が部屋に入ってくるだけで、賑やか。暖かくて、ぽかぽかするような人。そして集団の中心的な存在になる。
丙が他にもたくさんある人は、暑すぎるけどね。ちょっとやりすぎちゃうところのある人。冷やすものが必要だよね。

このように、闇の時間が長い冬を照らす役割は、丙火丁火。
孤独から精神的にやばくなったら、ひとが自然にすがるのは丙火丁火。
この人たちがいるだけで、場が明るくなる。ほっと和らぐものになる。
居場所を見つけられる。

熱を届けるだけではなく、人が平常心を保つために必要な役割を果たしているのが火の役割なんだよね。
だからこれから、世相が荒れた時、丙火丁火の人たちは、きっと世の中の道しるべになるだろう。

ほら、そんな仕事をしている人がいるよ。
並木良和さんは、やっぱり、丙辰の人。丙火だね。

Youtube神社チャンネルの占い師、羽賀ヒカルさんの有名なキャッチフレーズはこうなんだけど、知ってるかな。

<「あなたの心に火を灯す」東洋思想・神道研究家の羽賀ヒカルです。>

こんなフレーズだから、当然、火の人だよなぁ〜っておもってたら、やっぱり日干支が丙申の方でした。混迷極める暗闇の時代の中で、太陽として光っているから、ヒカルさんなのかもしれないですよね。w


















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