大腿骨ってよく折れるの?

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こんにちは。ねこまるです。

今回のテーマは大腿骨ってよく折れるの?です。

「モモの骨だし、丈夫そうだけど、なんで折れるんだろう?」

そんな疑問に答えていきます。

大腿骨って結構折れます

実は、大腿骨の骨折は多いです。
実際に病院に勤務していると、大腿骨の骨折の人はかなり多く、慣れてしまうと、
「あ〜。大腿骨ね。折れてるんだ〜。はいはい。」
とまではいきませんが、かなりメジャーな骨折です。

高齢者に多い骨折で、転んでしまうことが原因で怪我をされる方が多いです。

最近では、林家木久扇さんが怪我をされて報道されていました。
それ以外にも、研ナオコさん、黒柳徹子さん、樹木希林さんも骨折をされていたようです。

こうやってみると、かなり多いですね。

骨折するとどうなるの?

骨折すると、ほとんどの場合手術になります。

足の付け根はもともと人間の体の構造上、血流が悪くなっています。
足の付け根以外の場所を骨折した場合では、しばらくするとくっついてきます。
しかし、足の付け根を骨折した場合では、血流が悪いので、骨をくっつけるための栄養が十分な量、血流に乗っかって幹部にまで到達するまでに非常に多くの時間を要してしまいます。
そのため、手術で早くくっつけてしまったり、人工物(人工骨頭)にしてしまう手術が多いです。

どれくらいで歩けるようになるの?

骨折の仕方や手術の方法にもよりますが、人工物(人工骨頭)にしてしまうと、手術の翌日から歩く練習をすることができます。
自分の骨を残して、金属で止める方法は、数週間足をつけない時期がある場合もあります。その場合は徐々に体重をかけていき、歩行を目指します。

入院期間は1ヶ月〜3ヶ月程度で、2週間〜1ヶ月もすれば何かしらの道具を使って、歩行ができるようになっていることが予想されます。
※ただし、骨折の仕方や術後のその他の合併症によっては、上記のスケジュールで回復してこない場合もあります。

大腿骨の怪我って痛そう…。

骨が折れるので痛そうですよね。
確かに手術後しばらくは傷跡が痛むこともあるようです。
しかし、3日もすれば痛みは軽減してきます。

1週間もすれば、足は持ち上がるようになって、寝返りもできるようになってきます。
※骨折の仕方によっては、足が上がるまでに時間がかかる人もいますので、注意が必要です。

意外と、骨折しても痛みが少ない人もいます。
患者さんの中には、転んでも打ち身だと思って湿布を貼ってしばらく様子を見ていたなんて人もいたくらいです。
人によって痛みの感じ方は違いますが、やたらと腫れてきたり、力が入らなくなっていたりしたら、早めの受診をお勧めします。

まとめ

今回は有名芸能人も骨折している、大腿骨の骨折について書いてきました。
病院関係者以外の方には馴染みが少ないこの怪我ですが、意外と多い怪我です。
主に転ぶことによって怪我をするので、お年寄りは転ばないように気を付けていただき、若い方はお年寄りを転ばせるようなことをしないように注意が必要です。
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