膝の骨折の回復には時間がかかる3つの理由

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こんにちは。
ねこまるです。

今日のテーマは膝の骨折の回復には時間がかかる3つの理由についてお話します。

膝の骨折ってすごく大変そうなイメージがありますよね。
そうです。本当に大変なんです。
この記事では、膝の骨折の回復に時間がかかる理由をお伝えしていきます。

1.関節面がガタガタになりやすい。

私たちの関節面はツルッとしており、摩擦抵抗はものすごく少ないです。
スキーやスノボーをやる方ならイメージできますが、ゲレンデの上の滑りやすさといったら相当滑りやすいですよね。
首都大学東京のレジュメによると、生体の関節の摩擦係数はスキーの2倍も滑りやすいとされています。

ただし、この滑りやすさは怪我をする前の状態です。
関節面を怪我してしまうと、骨折が治る過程でどうしても多少太く骨が修復されます。つまり、完全な生まれたままの姿に元どおりにはならないということです。
すると、微妙に力のかかる部分が変化したり、摩擦が増えたりするので、長期的に見ると、痛みが残りやすいこともあります。

骨折とは一口で言っても、関節のところを骨折するのと、関節意外の部分を骨折するのでは大違いです。


2.正座・しゃがみ込み、膝を完全に伸ばすなど最後まで動きを出すことが難しい場合がある

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膝は動く範囲がとても大きい関節の一つです。
しっかりと伸ばしたところから、正座に至るまで、単純に曲がってそうですが、実は複雑な動きをしています。
骨は当然動きますが、膝のクッション材である半月板も動きます。
膝の脂肪体や滑りを良くする組織もあり非常に複雑です。

よく現場で経験するのは、ある程度曲がるように、伸びるようになってきたけど、最後もう一息が動かないという例が多いです。
なんとなく正座できるけど、座布団を1枚挟まないとダメとか、膝は伸びるんだけど、反対側と比べると少し足りないなどです。

手術後や怪我をした後など、腫れがある程度無くなってくると関節は動き始めますが、最後までしっかりと動ききるためには、しっかりとリハビリが必要になってきます。
骨折の程度が悪い人ほど、長引く傾向が強い印象があります。


3.筋力が落ちやすく、影響が残りやすい

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最後に筋力的な問題です。
膝の骨折をすると、折れた場所にもよりますが、しばらく体重をかけることができなくなります。

だいたい4週間〜6週間、長いと8週間足を着けないという方もいます。

徐々に骨はくっついてきますが、体重をかけられないデメリットは筋力が落ちることです。
骨がしっかりと治っても、筋力が落ちてしまってしっかりと動けないという方もいます。
筋力が元に戻るまでにも時間がかかりますが、筋肉の太さが元に戻るまでにはもっと時間がかかります。

しっかりとトレーニングを始めてから、1ヶ月以上経過しないと筋肉の太さは太くならないとされています。

4.まとめ

膝の骨折の回復には時間がかかる3つの理由について述べてきました。
関節面への影響、動き範囲を再獲得する難しさ、筋力の回復、これら3つが影響するため時間がかかってしまいます。

注意1秒怪我1生とはよく言いますが、怪我の回復には時間がかかる方が多いので、怪我をしないように注意していきましょう。

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