志望する企業の選び方実践編-出版社の場合

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1.はじめに

今までに、志望する業種・業界・職種を選んできました。
後は具体的に企業を選ぶこととなります。
ここからが就活の楽しみでもありましょう。
実例として、私の息子の例をあげてみました。

2.第一志望の企業を決める

私の息子の場合は、コミック出版社志望で、第一希望が「KADOKAWA」でした。
同社の2021年採用実績は28名。
総合職として全職種一括採用し、研修後11部門に分かれるとのこと。
息子の志望であるコミック部門枠は1~2名でしょうか。

全体の応募者数は3000名強とのこと。
つまり、競争率100倍越えです。
「こりゃあ無理だ」と、私は即断しました。
早速併願する企業を選ばねばと思いました。

3.併願する企業を選ぼう

KADOKAWAの併願企業となると、当然コミックを扱う出版社となります。
全国に、いや、東京には何社くらいあるのか調べました。
集英社、講談社、小学館が大手の3大企業。
他は中小企業ですが約300社あるそうです。
一瞬は何とかなりそうだと安心しました。

ところが、中小出版社の半分以下しか新卒募集をしておらず、あっても1,2名ずつとのこと。
全出版社を合計しても300~400名くらいだそうです。
「なんじゃい、こりゃあ‼通るわけあるまいが。」
私は当然そう思いました。

4.滑り止めの企業も必要だ

出版社が難しいとなると、滑り止めも考えないといけません。
普通は大企業、中堅企業狙いの学生は中小企業を滑り止めにします。
ところが、出版社はほとんどが中小企業にも関わらず、倍率100倍越えばかり。
滑り止めになりそうなのは、編集プロダクションとかいうブラック企業だけとのこと。

5.結局、何社くらい受けたら良いのだろう

KADOKAWAはもちろん受けるとして、3つの大手はまず無理だろう。
併願の中小出版社は、募集がある所に全部応募せねばなるまい。
滑り止めの編集プロダクションは10社くらい受けるので大丈夫か。
全社あわせて70社くらいは必要じゃないか。
親としては、こう判断したのです。

余談ですが、最近の就活生は50社くらい受けるのが当たり前だそうです。
だから、人気企業の倍率は100倍を超え、比較的少ないところでも30倍になります。
ちょっと異常な事態と思いますが、文句を言っても仕方ありません。
さあ、息子はどうなるのだろうかと、私は頭を抱えました。

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