カタカナ英語 vs 仕事で通じる英語

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カタカナ英語は日本人の英語学習の足を引っ張っている」とよく言われます。

確かにそうですね。
私も賛成です。

サービス、クレーム、アポなど仕事の会話の中にもたくさんありますね。

しかし、既にあるものは上手く使っちゃいませんか?

あなたの英語を見直すキッカケになればうれしいです。


まず最初に、

カタカナ英語と言われるもは、英語ではなく日本語です。


ここが肝心です。

ですので、カタカナ英語である日本語をそのまま英語に入れると意味が通じないことがあります。

例えば「サービス

エアコン買うから何かサービスしてよ。

家電量販店で良く聞きそうな会話ですね。

この場合のサービスは「無料」という意味ですが、
英語の「service」に無料という意味はありません。

OnlineのOxford Learner's Dictionariesで「service」を調べてみると

providing something
​ [countable] a system that provides something that the public needs, organized by the government or a private company
・the ambulance/bus/postal service
・The government aims to improve public services, especially education.
・Essential services (= the supply of water, gas, electricity) will be maintained.
・Councillors have called for better provision of services for young people.
The charity provides a vital service to the local community.

となり、「何かを提供する」という意味だと分かります。

例えば上記の「the bus service」は、「バス輸送システム」という意味で「無料バス」ではありません。

ちなみに、バスに「out of service」と表示されていたら、「サービスしてません=乗車できません=回送中」という意味になります。

Google翻訳に、「エアコン買うから何かサービスしてよ。」を入力すると

I'll buy an air conditioner, so give me some service.(通じない英語)

と英訳されますが、「無料で何かちょうだい」は英語としては意味が伝わりません。

I'll buy an air conditioner, so give me something free.(通じる英語)

これなら、「無料で何かちょうだい」は伝わります。

他にも、「クレーム」は日本語としては「苦情」ですが、英語としては「権利の主張」という意味になります。

例えば、飛行機に荷物を預けた時にもらうチケットは、「baggage claim tag」と呼ばれ、その番号の荷物は自分の物だと主張できます。

もちろん、その荷物が無くなった時は権利の主張として苦情は言えますけどね。

カタカナ英語という日本語を英語にする場合は、不用意にそのまま使わずに英語での表現を調べましょう!

カタカナ英語をそのまま読むと通じない!

「クレーム」はそのままカタカタ読みすると、英語としてはまず通じません。

claimの発音は、/kleɪm/ です。まず、「レー」と伸ばしません。

次に、「l」の音は「明るいl」と「暗いl」があり、claimの「l」の発音は母音である「ai」の前にありますので、「明るいl」です。発音する時に舌を上の歯の裏側にくっつけて、息を溜めてから出します。それに「m」は子音ですので、「ム(=m+u)」とは発音しません。口を閉じた状態で終わります。

「claim」の正確な英語発音は、オンライン辞書で調べると直に分かりますよ。

私が横浜の学習塾で英語を教えていた時に、小学生の英語のテキストには英語にカタカナで「読み仮名」が振ってありました。

びっくりしてテキストを持っている子に「読み仮名」の理由を聞いてみると、
「だって読めないじゃん」とのこと。

小学校で英語のカタカナ読みを教え、中学ではカタカナ読みは禁止。
これでは、習う側は混乱するだけですね。

日本人がなぜ英語の発音が苦手なのかは別の記事でお伝えしたいと思います。

カタカナ英語を、自分のボキャブラリーを増やすキッカケにしてみませんか?

例えば、
・フロント(ホテルなどのフロント)
・コンセント
・ホッチキス
・ベビーカー
・ケースバイケース
などを、そのまま英語で使えるかどうか確認したい場合は、
1.Googleなどの検索で「(調べたい単語)フロント 英語」と入力するといろいろな検索結果が出てきます。
2.「フロント 英語」の場合は「front desk, reception」などと出来ます。
3.「front」だけを英英辞典で調べてみます。
front noun
forward part/position
​ [countable, usually singular]
(usually the front)
the part or side of something that faces forward; the side of something that you look at first
The front of the building was covered with ivy.
The front of the car was badly damaged.
oxfordlearnersdictionaries より一部引用
と出てきますので、読んでみましょう。

フロントデスクという意味で「フロント」は使われていません。

英英辞典を使い慣れるのが、英語上達の早道なんです。

日本は海外の文化を取り入れるのがとても上手な国です。せっかく取り入れているので、それを上手に使いませんか?

あるものは上手に使う。

上手とは、意味を調べるから適切に使う、ということです。

それもビジネス英語上達の大事なポイントです。

また次の記事でお会いしましょう!

Take care😊


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