元気の「気」ってどこで出来るの?

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こんにちは。
たなか まり*心のナースステーション*です。


近頃またコロナウィルスの感染者数が増えているという
ニュースを時々耳にします。


緊急事態宣言が出され、世界中で厳しい状況が
続いていた頃を思い出すと、
「みんな元気を出しましょう」と呼びかけるスポーツ選手や、
アーティストなどの姿をyoutubeなどで多く見かました。


こんな時だからこそ「気」を確かに持って!という応援メッセージですね。


「気」といえば東洋医学で大切に扱われるキーワードです

中国で発達した東洋医学では、
病気を見るのではなく病んでいる「その人」を診る
という考え方が中心にあります。



心と体は密接に関連しているというもので、
「一身一如 / いっしんいちにょ」と言われます。



一方、今の日本の医療は西洋医学が中心です。
体の故障箇所を検査などで見つけ、その部分を手術で取り除いたり、
薬で治そうとする「対処療法」です。



東洋医学の考え方に戻りますが、その理論の中心は
「気」「血」「水」が一つになって人の身体のバランスを
保っていると考えられています。



長い間西洋医学の考えに慣れているせいで、
あらためて東洋医学の健康の捉え方に、
「なるほどなぁ🤔」と驚かされるばかりです。

少し詳しく紹介しますと、「気、血、水」が身体の働きを維持し、
健康の目安となります。



その中でも一番人間にとって、大切のものは「気」です。
目で見ることはできませが生命の源と考えられています。




はじめに「元気」を出して!と呼びかける人をよく見かけます。
と書きましたが、これもひとつ「気」です。



考えてみると「気」のつく言葉は多数あります。


勇気、負けん気、やる気、活気、覇気、邪気、意気、短気、損気、呑気、陽気、本気、勝気、平気、強気、陰気、弱気、強気、多気、妖気、豪気、雰囲気、気分、気落ち

などなど。こんなに沢山あるのです。


こんなことありませんか?

何かの目標にたどり着いた時や、
忙しい時期を通り越した時「気」が抜けて体調を壊した。
などと言う話はよく耳にしますよね。
それは人の原動力である「気」が
不足した状態になるために、
体の不調か出てくると言われます。
気が緩むということでしょうね。

気が人にとても影響していることが分かります。

では、この「気」はどの様に作られているのでしょうか?


親から与えてられた生まれつきもっている(先天の気)、
その後食べ物や環境から作られるものを(後天の気)といいます。



食べものからもらうエネルギーを「穀気」
呼吸から身体に取り入れた「精気」という気と
親からもらった「先天の気」が合わさり、
体の中を駆け巡る気と考えられています。



人を動かす「気」の量が足りなかったり、
滞ると身体を巡り人に必要不可欠な
「血」「水」の異常が起こるのです。



このバランスがこわれることを
前回ご紹介した「未病」といい、
進むと「病気」へと発展してしまいます。




そこで、簡単に出来ることとして、体を動かすことや、
体に優しいものを、ゆったりとした気分で作り、
ゆっくりと噛んでたべることが勧められています。




例えばお味噌一つにしても。
イリコや鰹節を前の晩に水につけておき、
出汁をとって旬の野菜を具に取り入れるなど
一手間かけてみる。




食べる時には、その素材の香りや、食材の形や色を眺める。

食べる時の食べ物の暖かさや、食感、喉越しなどに神経を注ぐ。

これはそこに今起きていることに集中し、
頭の中を無にする瞑想法でもあります。

瞑想はマインドフルネスといわれ、
リラックスの神経である副交感神経を優位にします。

複式呼吸にもそれに並ぶ有効な方法です。


私も、今まで忙しさにかまけて料理をチャチャーっと
作っていたとこを反省して、
スピードを落とし、少しゆっくりめに過ごすことを心がけて
みようと思います。


ウイルスの存在によって、何気ない日常の大切さに
気づかされることもありますね。


だからこそ、一瞬一瞬を体感することが
人に一番大切な「気」を巡らせることに一役かい、
免疫力を上げることが、細菌やウイルスから
身を守ることにつながります。



「気」の存在を意識して、
「元気」を心がけて今を静観していきましょう。


悪い時もあれば、よい時もある「人生万事塞翁が馬」を信じて。
必ず終わりが来る!









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