東洋医学『未病』を知って元気に季節を乗り越える

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コラム
こんにちは。
たなか まり*心のナースステーション*です。


コロナウイルスとの戦は落ち着き、
日常が少しずつ戻りつつあります。
しかし、油断は禁物ですね。



ここ数年は、見えないウイルスと人間の戦いでした。 

この出来事は私たちに
「何を教えようとしているのだろう?」
と考えてしまいます。


大変なこともありましたが働き方や
コミュニケーションの方法など、
プラスに変化したこともありました。


例えば、泊りがけで受けに行っていた
関東での研修などほぼzoomで自宅から
受けられるようになりました。
これは本当にありがたいことです。



ところで、自然に目を向けるとたとえ世の中で
どんなことが巻き起ころうと、確実に季節は巡って
今年もまた春が来てもうすぐ夏を迎えようとしています。

寒い冬を耐え抜いて咲いる花や緑に感動します。



いつも、何気なく見ている自然、地球に感謝です。
おりにふれ人間をいやしてくれます。


季節といえば、
立春(2月4日ごろ)
立夏(5月6日ごろ)
立秋(8月8日ごろ)
立冬(11月7日ごろ)が四季の変わり目とされています。


それぞれの日の前18日のことを「土用の丑の日」といい、
季節をゆっくりと乗り越える役目をもっています。


(つい土用の丑の日と聞けばウナギのかば焼きとビールなどと
想像しがちですが四季それぞれに人の身体を守るために
あるのですね。昔の人はすごい!)




季節の変わり目は、気温の変化や、大気が不安定で
体調不良になりやすい時期です。

それに加えて、更年期世代はホルモンのゆらぎや、
特に梅雨時は湿度も高く不快を感じやすく、
雨の日が続くと何となく気分も沈みがちです。



体調不良で受診しても西洋医学(現在の日本の医療)では
検査で異常がなければ、病気とは判断されず治療はありません。


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一方、東洋医学では、検査値などの数値にとらわれず、
体調不良があるならば「心」「体」のどこかが、
ひずんでいると考えてその部分を整えようという考え方です。
漢方薬での治療などがそれにあたります。


また、東洋医学には「未病」という考え方があります。

読んで字のごとく「未だ病気ではない」という意味ですが、
体内の崩れたバランス整えて、
「未病」から「病気」になることを防ぎます。


これは更年期の治療にも反映されています。

1.ホルモン補充療法

2.漢方薬

3.カウンセリング

4.運動 食事療法


これらが更年期治療の大きな柱です。
心の健康は心を許せるだれかに話したり
相手の話を聴くことでも辛さが、緩和されていきます。 
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漢方薬は東洋医学から生まれたものです。

食事療法では体に良い生薬や、
薬膳食材(旬の食材にはほとんど
薬膳作用があります)を取り入れて、
自分が持っている自然治癒力を高めるように体を、
ゆっくり変えていく働きがあります。 


いろいろ工夫しながら季節の変り目を上手に
乗り越えていきたいですね。




【参考文献】
未病医学入門 日本未病システム学会
(株)金芳堂



































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