「暴落の予兆か、と思ったが、、、」

記事
マネー・副業
 3月国内の株式市場はウクライナ問題から下落を続けた後、月末に向かう中で落ち着きを取り戻すとともに妙な安心感とともに上昇を続けた。中長期的に日本の投資環境の優位は揺るがないとの認識から違和感なく市場を見守っていたつもりだが、4月に入り日経電子版上に米住宅金利の急激な上昇との記事が載った。
 リーマン時と同様の暴落リスクを明瞭に示唆している出来記事だった。ただフェイクの可能性もあるが米国ウォール街筋の予兆記事との推測も成り立ちしばらく黙考を続けていたところ、はたと気付いたのは、しばらく前から、いつの間にかウォーレンバフェットが手持ち現金を資産の50%に増やし次の投資を物色中との記事が散見されていたことだ。バフェット記事の意図はむしろ手持ち現金を増やしているところにあると読めば明らかに暴落予兆ではないか、とも考えられた。
 ウクライナも予断を許さず、FRBの金利上げ及びテーパリングも急であり、インフレ制御ももちろん全く予断を許さない。世界は未知の金融情勢へと向かっているのは確かで私が感じたこのタイミングでの気付きは今後の情報を分析していく上である程度押さえておいた方が良いと思われる。しかし、4/9バフェットが4/6-8でHPの株を5000億円ほど買ったとの記事が出たことは多少市場に安心感を誘ったように思われた。FRB関係の記事もある程度先を読めているように見えた。HPについてついでに記せば、時価総額が5兆円、バフェットはその10%以上を保持したのであるが、確かにHPの利益と持続性から見て割安と感じられる。今後HP関連株は買いかもしれない。
 ウクライナショックを市場がこなせてきている中、次の方向性を関係者は探っている。一方で大きな下げのリスクを見る情報もこのような形で増えてくるだろう。ただそれは主要金融関係者にとって周知ことであるとのことは押さえておく必要がある。或る程度の危機管理は働いている。
 この情勢下でも中長期的日本株上昇の認識は揺るがないとみる。個人投資家は、情勢をしっかりと押さえ準備怠りなく構えると同時にバフェットのような割安株投資を虎視眈々と行っていく矜持を持つべきであろうと思う。
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す