誰の背中を見ているのだろう

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コラム
苦しい時は、
私の背中を見て

出典)元女子サッカー日本代表 澤穂希 2008年

 あまり放送はされていませんが、サッカー女子ワールドカップがオーストラリアとニュージーランドの2国共同で開催されています。 
 放映権の高騰などが言われていますが、おカネが絡んでくると色々と大変なんだなぁと思います。

 さて、冒頭のセリフですが、そんな女子サッカーの元日本代表である澤穂希さんの言葉です。
 言わずと知れた日本女子サッカー界のレジェンドですね。
 その澤さんが、2008年の北京オリンピック3位決定戦の試合前にチームメイトに言った言葉だそうです。
 3位決定戦というのは、なかなかシビアなシステムだと私は前から思っています。
 『勝てば決勝』という試合に負けて、さらに興行的にその露払い的に開催されることが多く、しかもそれに負けるとメダルも取れずに、『最後に負けて終わった』という印象だけが残ってしまう。敗者にとって、とても残酷なシステムではないでしょうか。

 そんな3位決定戦を前にして、もし自分がチームの主軸だったら、いったいどのように仲間に声を掛けられるのだろうか、どのように引っ張っていけるのだろうか、いま現在の私だったらそのようなことを思ってしまいます。
 しかし、そんなタフな場面で澤さんは、『私の背中を見て』と言います。
それは、『私が誰よりも汗をかく』『私が誰よりもハードワークをする』ということを、言葉ではなく、行動で示すという覚悟を示した言葉だと思います。

 誰もが『背中を見せる側』になる必要は無いと思います。しかし、自分が何かを学び続け、何かを吸収し続けたいのであれば、そこに追いかけたい、見たい、背中があるはずです。
 そして、そのようにありたいと、私は思っています。
 そのためには、色々なことを学び、色々な人と触れることが必要なのではないでしょうか。
 見たい背中、追いかけたい背中。それがあるのはありがたいことなんだと、この言葉を聞いて、そんなことを考えました。


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