自分のストレスの正体はなんだろう

記事
コラム
『ストレスの正体を知るというのは、自分の弱点や短所と向き合うということでもあります』
黒木 瞳

出典)PHP No.902 p.17
株式会社PHP研究所

 5月の大型連休も終わり、祝日が一日もない6月。
 折しも、日本列島の西側から続々と梅雨入り宣言が出され、心身ともに疲れが出ている方も多いのではないでしょうか。

 かくいう私も少々お疲れ気味で、いつもだったらやり過ごせたり、流せたりすることにイラッとしてしまう瞬間が何度かありました。
 後になってそんな自分がイヤになるのですが、そう感じてしまったものは仕方がないので、最近は素直に受け止め、できれば言語化するようにしています。

 そんなときにたまたま読んだPHPの記事に、冒頭の言葉がありました。
 宝塚出身の女優、黒木瞳さんの言葉です。
 黒木さんは、『自分にはストレスなんてない』と、ずっと思っていたそうです。
 それが、とある体調不良から病院に行き調べたところ、『時間』がストレス源だということがわかったそうです。
 記事を読みながら、「私のストレスの正体はなんだろう?」と考えました。
 私がイライラする時の一つに「お腹が空いているとき」というのがあります。これは、なにか食べることで解決するので、比較的容易にコントロールができます。
 思いついたもう一つの要因が、「ルールやモラル、常識を守らない人を見たとき」というのでした。
 いつもであれば、「そんな人も居るなぁ」と、あまり気にならないのですが、自分が疲れているとき、特に精神的に疲れているときに、これが原因でイライラすることが多いような気がします。

 「ルールやモラル、常識を守る」というのは、一見いいように思いますが、それらは時と場合によって、また育ってきた環境や、その時の社会情勢によって異なる場合もあると思います。
 社会で生きていく上で、ルールなどは大切だと思います。
 しかし、あまりそれに固執して、他人にイライラしたり、ましてやそれを強要するようであっては、本末転倒な気がします。
 『ルール』が、私のストレスの正体。
 ルールを守ることは大切だけれど、ときにそれが自分の弱点や短所となり得る。
 そんなことを、この記事をきっかけに考えました。

 最後に。記事の中で黒木さんがおっしゃっていた、『自分を知るって心強いことですよ』という言葉も、心に残りました。


自分のストレスの正体はなんだろう
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