失敗しない「子どもの習い事」はこう選ぶ!【保育士が解説】

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  子ども達には無限の可能性があり、能力や技術の伸びしろも無限、そう、子ども達には可能性しかない!!
 みたいな意見て、夢物語でしかないと個人的に思っています。やはり、個人個人で適性や能力というのは有限であって当然だと思います。

 でも、だからこそ、その道で大成できなくても何か社会に出た時に役に立つ力を付けて欲しい、というのが親の願いの芯になる部分なのではないかと思います。

 今回は、大成してプロになることを目的とするのではなく、子ども達が自分らしく生きていける為に必要な力を伸ばすのにオススメする習い事、その選び方を紹介していきます!

 是非、お子さんの習い事を考える時に参考にしてみてください。


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 はい、みんさんこんにちは!

 子育てに関わる全ての人が「子育てがもっと楽しく、ちょっと肩の力を抜いて子どもと関われる」ようにサポートしている、男性保育士のRyU先生です。

 お子さんの習い事ってすごく迷いますよね。勿論、難しく考えずにお子さんが興味を持ったものを習わせてあげるのが良いとは思うのですが、習い事ではやっぱり何か「得るもの」があって欲しいと願うのは当然だと思います。

 だから、少しでも有益な体験ができるものに触れさせてあげたいと思うけれど、実際に選んでみても情報は溢れていて難しい。そんな時にもやはり、決定するのはご自身とお子さんだとしても、良き相談者が居ると考えをまとめやすくなったりするものです。

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 それでは、本題に入りましょー!


結論

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 子ども達の習い事を選ぶ時に大切なのは「何を選ぶかではなく、どう向き合うか」という部分になります。

 それこそ、英才教育で一握りのトップスターを目指すということであれば、全く異なる目的なので、その考え方や捉え方、また向き合い方と言うのは全く別の物になっていきます。

 英才教育に対する保育士としての個人的な見解も記事にしていますので、気になる方は是非、こちらの記事も読んでみてください。


 では、実際に子どもの習い事をどのように選択するのが良いのかと言うと、僕としては、その習い事を続けていく中で子ども達に「どんな力を身に着けて欲しいのか?」という部分に着目することをオススメします。


何を選ぶかではなく、どう向き合うかが大切

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 習い事というのは人生に必ず必要なものではありません。

 日本では小中学校での教育が義務化されていていますし、習い事を受けなくても、適切な環境で過ごすことができていれば、一般的に社会活動に必要とされている最低限の知識や技能、また社交性などを含めた人間関係を円滑に進める力というものは身につくとされています。

 当然、習い事は義務ではありませんから、あくまで余暇活動の一つというとらえ方が出来ます。

 余暇活動の一般は、楽しい時間を過ごすこと自体が目的になることもありますし、その場にいる仲間とのコミュニケーションが目的になることもあります。ある種、心の満足度を満たす為の時間と言えます。

 では、子どもの習い事の場合に心の満足度を満たすことが目的になるのかと言うと、おそらくそれらは副次的な要素であって、何かしら子ども達の成長を促すことが目的になってくるものだと思います。

 なので、習い事を選ぶ時には実は「なにを習うのか」は大した問題ではないということが分かってきます。

 なぜなら、大切なのは「なにを習うか」ではなく、その習い事から何を学び取るのかということであり、「どう向き合っていくか」というそこに向き合う姿勢こそが遥かに重要になってくるからです。

良い習い事を始めれば成長するのではありません。習い事に良い姿勢で臨むから成長ができるのです。

 その根本的な考えがあれば、習い事の種目と言うのは重要ではないのです。
 親が昔に習っていたことや、今も趣味として楽しんでいることでも良いと思いますし。自分の子どもにはこんな習い事をさせたいという願望も、お子さんが何となく興味のありそうなことなど、どれを選んでも良いのです。

 そうは言っても、実際に数ある種目の中から、どの種目を習わせることが良いのか選べない!というのであれば、

 一つの考え方として、その習い事をしていく中で「どんな力を身に着けて欲しいのか」で選ぶと良いのではないかと思います。 

習い事は身に着けたい力で絞る

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 前提として何を習うかよりも、どう向き合うのかが大切ということを理解して頂いた上で、どうしても選び方が分からないという方向けにヒントを少し。

 習い事は、子ども達に「どんな力を身に着けて欲しいのか」で選ぶという方法を紹介します。

 今は習い事も多岐に渡っていますよね。昔から人気のある「ピアノ」や「英会話」、「サッカー」や「野球」などの各種スポーツ、柔道や剣道などの「武道」、「体操」や「水泳」も時代を問わず強い人気がありますね。
 また、今では「プログラミング」や、「動画編集」、「SNSに特化した習い事」なんていう時代を表すような習い事であったり、藤井くんの人気で盛り上がっている「将棋」などの盤上競技の教室も人気が急上昇していると聞きます。

 どれも凄く魅力的ですし、行ってしまえばこれらのどの種目を選択しても様々な力を身に着けることができます。どれが最も優秀かなんて選べませんし、比較してこっちの方が良いということも勿論ありません。

 種目で見てしまうと、どれも良く見えてしまうのでなかなか絞れませんね。なので、少しだけ視点を変えるというか、あえて視野を狭くして見ていきましょう。

 僕が個人的におすすめしたいのが、以下の要素が含まれているかどうか?という視点を持って選ぶということになります。

1.コミュニケーション能力を育む
2.運動調整能力を養う
3.思考力を養う
4.特定の技能を身に着ける

 この視点で、様々な習い事を見ていくと、お子さんに必要なものであったり、お子さんの得意をより伸ばすことが出来る要素を持った習い事を見つけやすくなるのではないかと思います。


視点1.コミュニケーション能力を育む

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 一つ目の視点は、その習い事に通う中で子ども達の「コミュニケーション能力」が高まるかを見てみることです。

 コミュニケーション能力が高くなることについて、悪い印象を持っている人は恐らく居ないのではないでしょうか?

 実際に、研究の中でも「コミュニケーション能力」と「年収の高さ」というのは相関関係が認められていますし、私たちの実生活の中でもコミュニケーション能力というのはやはり高い方が良い場面が多いと感じます

 では、そんなコミュニケーション能力を高める為にはどんなことを習ったら良いのかというと、「団体競技」や合奏の様な「共同作業」のあるものが良いでしょう。

 ただし、元々コミュニケーションが苦手だったり、ストレスに感じるお子さんであれば習い事として半強制の様な形になると、辛い思いをするかもしれませんので、あくまで候補選びの段階で参考にしてくださいね。


視点2.運動調整能力を養う

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 今は「運動能力」も科学的に研究され、細分化されてきていて、運動と一口に言っても数ある能力が複雑に連動しているということが分かってきています。

 その中で注目される能力が「運動調整能力」と呼ばれるもので、「コーディネーション能力」という言葉でも紹介されています。ここ数年で、よく目にしたり、耳にしたりするようになってきたなと感じています。

 ざっくりとどういう能力かと言うと、自分の身体を「考えたように動かす」、「意図した形で筋肉を的確に動かす」、「その運動に適した強さで動かす」能力になります。

 より端的に言うならば、「思った通りに身体を動かす能力」です。

運動調整能力によって何が変わるのか?

 部活などで必死に運動をした経験のある方は、より実感できると思うのですが、「思った通りに身体を動かす」ことは実は相当難しいものです。ある程度の成績を収めた人でも、思い通りに身体を動かすことが出来ると自信を持って言える人はほとんど居ないのではないでしょうか。

 稀に傍から見ても「この人は思い通りに身体を動かしている」と感じる様な人がクラスやクラブ内に居たりしますが、そうした運動調整能力の高い人は、どんな協議や種目をさせてみても、大概は上手にできてしまいます。
 身体を思い通りに動かせるということは、そのくらい秀でた能力であるということです。つまり、運動調整能力が身体を動かすことに関して、深く密接に繋がっているということですね。

 では、反対に運動調整能力が低いとどうなるのかというと、

 体育でテニスをした時に、ボールにラケットがなかなか当たらない人がいますが、その人はボールに当たる人と比較して筋力がすごく低いわけではありませんし、向かってくるボールが反応できないような速度ということもありません。

 リズム感も深く関わっていますが、タイミングも合っているのに空振りする様であれば、それは自分が「このタイミングで、このくらい腕を伸ばせばラケットがボールに届く」と考えた動きと、「実際の動き」とにズレが生まれることで、ボールに当てることが出来ないというケースだったりします。

 思い通りに身体を動かすというのは、実はかなり難しいことで、意識してトレーニングを行わなければなりません。
 子ども達の場合には、遊びや運動の中で自然と運動調整能力を養うことになるので、教える側には相当な知識と技術が必要とされます。

 コーディネーション能力は運動全般に深く関わっているので、「どのスポーツが良い」というような種目によって優劣が付くようなものではありません。  
 強いて言うならば、子どもの頃には特定の種目だけを行うよりも、色んな運動を取り入れた種目が出来ると良いのかなと個人的には考えています。

 なので、何を選ぶかではなく、確かな知識を持った指導者がいるか、運動調整能力に焦点を当てたトレーニングや遊びを行っているのかに着目してみると良いと思います。

視点3.思考力を養う

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 これから「自分の頭で考える力」というのが、これまでよりもより重要視されるようになっていきます。

 知識を多く詰め込む時代は終わりつつあります。IT・ICT化やSNS、AI等の普及と活用によって、知識へのアクセスが容易になってきたことが一つの要因です。

 「必要な知識を取捨選択する力」と「その知識を応用していく力」それらを支える「思考力」を、子どもの頃に十分に伸ばすことも大切だと思っています。また、受け取った情報を鵜呑みにせず「思考する癖をつける」ことも大切です。

 思考力を養う為には、頭脳競技でなくてはいけないかというとそうではありません。スポーツにだって思考力は必要ですし、芸術や音楽にだって勿論必要になってきます。
 何かに真剣に向き合うのなら、思考を放棄することはできないので、やはり向き合い方が重要なのかなと感じます。

 でも、それだとヒントにならないので。

 ほんの一例ですが、例えば盤上競技では「論理的思考」が伸ばしやすいかもしれませんし、クリティカルシンキングと呼ばれる多角的な思考はプログラミングなどでも養えるかもしれません。

 考えながら物事に向き合う姿勢、そういった部分も指導してもらえる習い事があると良いなと思います。

視点4.特定の技能を身に着ける

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 最後に「特定の技能を身に着ける」ことを目的とするのも、一つの選び方ではないかと思います。

 勿論何をするにも、色々な能力や技能、考え方が必要になってくるのですが、英会話であったり、プログラミングなどは、習うことそのものが目的であったりしますよね。

 「芸は身を助く」なんて言葉もあるくらいなので、何か人よりも秀でた「技術」や「一芸」を、幼い頃から身に着けることで、お子さんが自信を持って生きることができたり、その一芸によって仲間ができたり、認められるきっかけになることも十分に考えられます。

 個人的に習っておけば良かったと今になって思うのは「習字」なのですが、「綺麗な字を書ける」、「丁寧に書くことができる」というのは、意識しても難しかったりするので、羨ましいなと感じています。

子どもが積極的に続けられるものが最適な習い事

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 今回は子どもの習い事を選ぶヒントになる視点というのを4つほど解説しました。

 それらは、特定の種目でなければ習うことができないというよりも、どんな種目であれ意識しなければ身につかないものであったり、理解して取り組む指導者が必要な事だったりします。

 どれだけ真剣に選んでも、実際にその習い事に通い続けるのは子ども達です。どんなに良い環境を見つけることが出来たとしても、どれだけ時間をかけて習い事を調べていたとしても、本人に合わない環境だとしたらそれは子どもの為の習い事ではなくなってしまいます。

 子ども達が「楽しい」、「もっと上手になりたい」、「もっと良い成績を残したい」、「あそこにいる友達が好きだ」、そう感じて積極的に続けていけるものこそ良い習い事なのだと思います。

 習い事を選ぶのに親の願いは沢山込めて良いと思います。多少のエゴも含まれることでしょう。ですが、習い事を決定する時や、継続していくのかどうかについては、やはり当事者である「子ども本人」の気持ちや感情を優先するべきなのではないかなと思います。

 応援するママパパも、実際に習う子ども達も気持ちよく続けられる習い事を見つけることができるようにしましょうね!



 では、また学ぼうねー!

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