省略ことわざ、おそらく最後と思われるものを持ってきました。
実は省略された言葉を私は知りませんでした。
あまり聞きませんからね。今回は短めに紹介します。
「泥縄」と言うそうです。
「泥棒を捕らえて縄を綯う(なう)」とは、事が起きてから慌てて準備を
始めることのたとえのことを言います。
このことわざは、泥棒を捕まえてから慌てて縄を準備しても、
泥棒は逃げてしまうだろうということから。
「綯う(なう)」とは、糸や紐を一本により合わせることです。
「盗人を捕らえて縄を綯う(なう)」とも言います。
類義語で、「盗人を見て縄を綯う(なう)」とあるので、混合しないように。
泥縄式(どろなわしき)という言葉も使われることがあり、
意味は、事が起こってからあわてて対策を講じること。意味は一緒ですね。
それにしても、泥棒を捕まえてから縛るための縄を綯う(なう)のでは
間に合わないことから、行き当たりばったりのやり方をたとえで使われる
ことわざですが、想像すると「泥棒!」と言ってから、せっせと縄を作る
とは面白い光景ですね。
●まとめ
「泥棒を捕らえて縄を綯う(なう)」とは、事が起きてから慌てて準備を
始めることのたとえのことを言います。
このことわざは、泥棒を捕まえてから慌てて縄を準備しても、
泥棒は逃げてしまうだろうということから。
恒例の例文でも。
「泥棒を捕らえて縄を綯うでは遅いから、前もって災害に備えた準備をする」
これって大事なことですよね。
(泥刑は遊んだことあります。刑泥とも言いますね)レンちゃんママでした。