鴨が葱を背負って来る

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コラム
これも省略されることわざのひとつですね。

たぶん、省略のことわざはこれで最後かな?と思っています。
もし見つかったら、また取り上げてみますね。

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こんな好都合なことないですが…


「鴨が葱を背負ってくる」とは、うまいことが重なり、ますます好都合で
あることのたとえで使います。

鴨鍋に葱はつきものだが、鴨が自分で葱まで背負ってやって来てくれれば、
すぐに食べられて好都合であることから。
多くは、お人好しが、こちらの利益になる材料を持ってくることを言います。
略して「鴨葱」とも使いますね?

なお、注意点があり、直接その相手に対して使うのは失礼にあたります。

「鴨」という言葉は騙しやすい人、利用しやすい人という意味があります。
実際、詐欺に騙されやすい人を「鴨(カモ)」と呼んでいる背景には、
そうやって騙すことからきています。

鴨鍋が江戸時代によく食べられていましたが、独特なにおいがあり、
鴨鍋には葱などの香味野菜が必須でした。鴨鍋に必須である葱を鴨が
背負ってやって来てくれることで、都合よく鴨鍋の材料が揃います。

このような鴨が自ら葱を背負ってやってくるという好都合な状況から、
自分にとって上手いことが重なる状況を「鴨が葱を背負って来る」という
ことわざで表現するようになりました。

なぜ鴨に葱が必要なのか、これで分かったと思います。
くれぐれも本人を目の前にして、発言しないように気をつけてくださいね?

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●まとめ

「鴨が葱を背負ってくる」とは、うまいことが重なり、ますます好都合で
あることのたとえで使います。

鴨鍋に葱はつきものだが、鴨が自分で葱まで背負ってやって来てくれれば、
すぐに食べられて好都合であることから。
多くは、お人好しが、こちらの利益になる材料を持ってくることを言います。
略して「鴨葱」とも使いますね?

例文として挙げるなら、
「こんな鴨が葱を背負って来るような話は、あり得ないから疑った方が良い」
こういう使い方をするのが正しいでしょうね。


 (台風の爪痕、すごかったですね)レンちゃんママでした。
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