元の鞘に収まる

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今日もまた省略されることわざを持ってきました。
よく勘違いされる言葉でもあります。

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「へ」ではなく、「に」です。


「元の鞘に収まる」とは、いったん離縁した夫婦や、絶縁した者が、
再び以前と同じ関係に戻ることのたとえです。

「鞘」とは、刀や剣などの刀身の部分をおさめておく筒のことで、
抜かれた刀が本来収まっている鞘に戻ることからいう。

実際のところ、日本刀は一本一本作られるもので、それぞれの刀身の反り方や
長さや厚みに合わせて鞘も作られます。
ですから、本来の正しい鞘でないとしっくり収まらないのです。
つまり、新しい鞘に収めたところで刀と鞘はぴったりと合いませんから、
元々の古い鞘に収め直して落ち着いた、ということです。
復縁した恋愛関係や夫婦関係にぴったりの比喩表現かも知れませんね。

主に男女の人間関係において使われます。
また「おさまる」は「納まる」とも書くことがあります。
略して「元鞘」とも言いますね?

実は「元鞘」という言葉は「元の鞘に収まる」の略語で、
比較的最近使われるようになった言葉です。
「元鞘」も「元の鞘に収まる」も、全く同じ意味で用いられています。

こうして改めてみると、納得のいく内容ですね?

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●まとめ

「元の鞘に収まる」とは、いったん離縁した夫婦や、絶縁した者が、
再び以前と同じ関係に戻ることのたとえです。

「鞘」とは、刀や剣などの刀身の部分をおさめておく筒のことで、
抜かれた刀が本来収まっている鞘に戻ることからいう。

いつもの例文のコーナーです。
「あれだけの大喧嘩をしておいて、結局は元の鞘に収まったらしいよ」


 (台風の影響は大丈夫ですか?)レンちゃんママでした。
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