棚から牡丹餅

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コラム
省略されやすいことわざを持ってきました。
意味はきっと御存知だと思います。

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漢字からしてボタンと読みたくなりますね?


「棚から牡丹餅」とは、思いがけない幸運が舞い込むことのたとえです。
先ほども書きましたが、ぼたん餅ではなく、ぼた餅なので注意を。

棚から落ちてきた牡丹餅が、ちょうどあいていた口に落ちておさまることから
言います。略して「棚ぼた(たなぼた)」とも言いますね。

とは言え、牡丹餅が幸運につながることについて疑問を持つ方がおられると
思います。幸運の意味は、昔砂糖が貴重品であったことに由来しています。
おそらく江戸時代、庶民が甘いものを口にできる機会は滅多になかった昔は、
貴重品である牡丹餅が偶然口に入ることは、思いがけない幸運を手に入れた
状況であると言うことができたということです。

類義語には、「開いた口へ牡丹餅」とありますが面白いことに、
対義語には、「棚から牡丹餅は落ちてこない」ともあります。
こうも差があると、本当にことわざって奥深く楽しいものですね。

英語では、He thinks that roasted larks will fall into his mouth.
(ヒバリのあぶり肉が口の中に落ちてきはしないかと思っている)
どちらも落ちてこないかと幸運を待っている状況ですね。

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●まとめ

「棚から牡丹餅」とは、思いがけない幸運が舞い込むことのたとえです。
先ほども書きましたが、ぼたん餅ではなく、ぼた餅なので注意を。

棚から落ちてきた牡丹餅が、ちょうどあいていた口に落ちておさまることから
言います。略して「棚ぼた(たなぼた)」とも言いますね。

恒例の例文を。
「棚から牡丹餅といえば、この前部屋の片づけをしていたら、
 本の中に挟んだまま忘れていた1万円を偶然見つけたよ」でしょうか?


 (台風の被害が少ないことを願うばかりです)レンちゃんママでした。
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