烏の行水

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コラム
この漢字を読める人は大半はおられると思いますが、
この漢字の成り立ちを知っている人は少ないかもしれません。

今回はことわざの紹介はもとより、漢字の成り立ちも書こうと思います。
漢字を知ると、面白く覚えられますよね?

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今日は雑学も一緒に。


「烏の行水」とは、入浴時間がきわめて短いことのたとえです。

カラスが短い時間で水浴びをする様から。
「行水」とは、たらいに湯や水を入れて体を洗い流すことで、
人間に比べてカラスの行水はきわめて簡便であるということ。

ちなみに、ちょっとした雑学を。
烏(からす)とは、鳥(とり)のひとつ線がないことは見て分かりますよね?
漢字はもともと象形文字から来ていますが、「鳥(とり)」にあって
「烏(からす)」にないこの上部の線は、目を表す部分だったそうです。
 しかし、カラスの体は真っ黒なため、通常の鳥と比べると、目の位置が
非常に分かりづらいです。そのため、目の部分の横棒がなくなり、現在の「烏」表記になったと言われています。

なので、「鳥の行水(とりのぎょうずい)」というのは誤りですよ。

この漢字を使うもので、烏龍茶(ウーロンちゃ)もあります。
また、烏滸がましい(おこがましい)もそうです。

「カラス」には、2種類の漢字があてられていることを知っていますか?
 1つは「烏」、そしてもう1つは「鴉」です。最初の烏だと間違いやすい
ため、もうひとつあるという説もあります。

今日は雑学も一緒に書いてみましたが、いかがだったでしょうか?
なるほどと思ってくだされば、幸いに思います。

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●まとめ

「烏の行水」とは、入浴時間がきわめて短いことのたとえです。
カラスが短い時間で水浴びをする様から。

「行水」とは、たらいに湯や水を入れて体を洗い流すことで、
人間に比べてカラスの行水はきわめて簡便であるということ。

例文を書くと、
「お風呂が好きな私には烏の行水をする人の気持ちがわからない。」
となります。あなたは、烏の行水をするほうですか?


 (台風14号の動きが気になります)レンちゃんママでした。
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