失敗したから、できた事

記事
コラム
大学に行く目的を”イルカの研究”って決めたのだが、
浪人しても受からず、全然違う大学の関係ない学部へ入学した私。

でもイルカが好きで、イルカのことをもっと知りたい。
と言う気持ちは無くしたわけではなかった。

「イルカと一緒に泳げるかも❤️」
なんて思って、サークルはスキューバダイビングを選んだりした。


図書館で受験勉強のかたわら見ていたイルカの本に書いてあった
フロリダのDolphin Research Center(DRC)の事が忘れられなかった。

その本の端っこに、
日本から旅行会社主催で、DRCの研修に行けるツアーがあると書いてあった。
その当時、その旅行会社に問い合わせたのだけど、
今はもうそのツアーは開催していないとのこと。


ガッカリ…


でも、ずっと頭の片隅にそこに行きたいという思うが残っていた。

どうして?

DRCでは、海に直接囲いを作って、イルカを飼育しているのだけれど、
ある日すごい嵐が来る予報で、危ないからと、
その囲いを取ってイルカを自由に海に返したらしい。

しかし、嵐が収まった後、
イルカが皆、施設に戻って来た。
という逸話があったのだ。

私はイルカを施設で飼育することが良いのか悪いのかも
疑問に思っていたので、
イルカ自らが戻って来た施設ってどんな施設なんだろう?
ってすごく気になって見てみたかったのだ。


そんなこんなで、
2ヶ月もある大学の春休み。
私は絶対、
「短期留学する!」って決めていた。

その時、一緒にDRCの研修にも行けたらいいな〜。
って、密かな想いを抱いていた。


とある留学センターを訪れた。
私は、春休みに語学学校に行きたい旨と、
その終了後にDRCにも行けないものかと相談をした。

担当者はそういう目的があるならと、
フロリダにある語学学校を紹介してくれ、
DRCに連絡を取ってみてくれると言った。

後日、担当者から連絡があった。

DRCの研修は、留学生のためのものではないから、
英語でこれやって。と言われたら全部すぐにできるレベル、
レクチャーを理解できるレベルの
英語力がないと受け入れられない。
との返事だった。

大学受験英語しか勉強していなかった私には、
到底このレベルの英語力は持っていなかった。

今回は諦めるしかない。

そう思っていた時、
奇跡のどんでん返しが起こるのだった。

つづく


サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す