頭痛薬の飲み過ぎで頭痛がひどくなったので、思い切って頭痛薬をやめた話

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コラム
もともと私は頭痛持ちで、家には常に頭痛薬が置いてありましたし、出かけるときにも絆創膏と一緒に必ず頭痛薬を持ち歩いていました。
こういう仕事をしていると頭痛がひどいからと言って仕事を休むこともできないので、頭痛薬を飲みながら誤魔化し誤魔化し、今の今まで来ていました。

何年か前からほぼ毎日頭痛薬を飲むようになっていて、飲まずに済むのは月に1日か2日あればいいほうという感じでした。
朝起きたときからもう頭が痛いですし、飲めば多少は効くものの、その効果が長続きしないという具合。

もうおわかりでしょうが、完全に薬剤の使用過多による頭痛(薬物乱用頭痛)です。
ちなみに、少し前までは「薬物乱用頭痛」という呼び方が一般的だったと思うのですが、「薬物乱用」という言葉がいわゆる非合法の薬物の乱用を連想させて誤解を生むのではないかとうことで表記が変わっているみたいですね。
薬剤の使用過多による頭痛(薬物乱用頭痛)については、以下のような症状がひとつの目安になります。

・頭痛が月に15日以上ある
・頭痛薬を月に10日以上(薬の種類によっては15日以上)飲んでいる
・頭痛薬の効き目を感じなくなってきた
・起床時にも頭痛があり、朝から薬を飲む
・薬を飲んでも痛みが治まらない
・頭痛の程度や痛む場所が前とは違ってきた
・もともと頭痛持ちで、市販の頭痛薬に頼っていた
・予防的に頭痛薬を飲むことがある

薬剤の使用過多による頭痛(薬物乱用頭痛)を治すために必要なのは、飲み続けている頭痛薬をやめることです。
とてもシンプルなのですが、実はこれがとてもつらいのです。
リバウンドという形で離脱頭痛をはじめとした離脱症状に悩まされるからですね。
薬をやめたときの典型的な離断症状は2日から10日間ほど続くと言われており、薬剤別ではトリプタン4.1日、エルゴタミン6.7日、鎮痛剤9.5日という報告があるそうです。
だいたい2週間くらいは覚悟しておいたほうがいいでしょうね。
薬剤の使用過多による頭痛(薬物乱用頭痛)の治療を病院で受ける場合には、離脱症状を乗り越えるために予防薬などが処方されるみたいです。

私はずっと小林製薬のハッキリエースというものを飲んでいたのですが、ハッキリエースの有効成分は以下の通りです。

・アセトアミノフェン:鎮痛、解熱作用
・エテンザミド:鎮痛、解熱作用
・カフェイン水和物:鎮痛補助作用
・シャクヤクエキス:鎮痛作用
・メタケイ酸アルミン酸マグネシウム:胃粘膜保護作用

このように複数の主成分を持っている場合、そしてカフェインが含まれている場合は薬物乱用頭痛になるリスクが高いと言われています。(カフェインはカフェインで離脱症状があるので、そちらへのアプローチが必要な場合もあるとか)
そのため、できるだけ単一成分のタイレノールなどに切り替えようとはしたのですが、あまり効果が感じられずにハッキリエースに戻ってしまった感じです。

実は10年くらい前にも同じ薬で薬剤の使用過多による頭痛(薬物乱用頭痛)になったことがあり、そのときは自力でどうにか離脱症状も耐え抜いて、無事に毎日の頭痛とサヨナラすることができました。
当時は2週間くらい激しい頭痛で寝込み、ゲロゲロと吐いて、それはもう苦しみました。
そこから何年か経って、仕事が少し忙しくなるとまた頭痛と頭痛薬を飲む頻度が増えてきて、薬剤の使用過多による頭痛(薬物乱用頭痛)になってしまいました。
そのときも薬をやめて1週間くらいは激しい頭痛+ゲロゲロの離脱症状に耐えたのですが、その後で耐え切れなくなり、失敗に終わりました。
それからだらだらと頭痛薬を飲み続けて、3回目の薬剤の使用過多による頭痛(薬物乱用頭痛)になっていたわけです。

薬を飲み続けていいことがないのはわかりきっていますし、今回は本当に運よく時間がとれたので、4月24日から2週間くらい寝込むつもりで薬をやめました。
最初の3日間くらいはひどい頭痛で寝込んだのですが、今回は幸いなことにゲロゲロすることはありませんでした。
食欲が落ちるくらいで済みましたね。
4日目は頭痛はあるものの、なぜか妙にハイな状態に。
5日目以降はそこまでひどくはないものの、じわじわとメンタルを削られるような緩い鈍い痛みが続いています。
9日目と10日目にややひどい頭痛が来たのですが、10日目の夜から少しずつ軽くなってきています。
このまま2週間くらい頑張って、1か月耐え抜いて、2か月まったく飲まずに済めば無事に頭痛とサヨナラできるかなと思っています。

今回、前回よりも離脱症状が比較的軽く済んでいるのは、少し前から飲み始めたレオピンロイヤルとバイオリンクの影響なのかなと予想しています。
そのあたりもまた今度まとめてみたいと思います。

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