西洋の国が介入しない方がアラブ諸国にとっていいのではないか、と、その考古学者の先生は言ってました。彼らには、独自の歴史があるし、特にベドウィンと呼ばれる部族(カダフィ大佐も確かベドウィン)は、独立心が強い。
ムスリム同士で話を付ける方が、簡単に済むのではないか、経験もあることだし・・・みたいな感じでお話されてました。
下手に西洋の意識や価値観で乗り込んでいって、西洋に都合のいい形に引っ掻き回すとろくなことにならない、というようなお話でした。
考古学者にとっては、現場の不安定な政治状況、紛争状態というのが、一番困るし、厄介なのでした。
あんまり西洋の基準に合わせない方がいい気がしますけどねぇ。
「欧米ではー」の視点からだけで見てると、間違えるんじゃないかと思いますよ・・・。
男が作った社会に女を入れてやるスタイルでは、永遠に平等は得られない、という男女差別についても書きましたが、これは国際情勢にも言える。
西洋が作ったルールや基準に、アジアやアフリカ、中東、ロシアは微妙だけど・・・、入れてやるスタイルでは、永遠に、リベラルが大好きな平等だとか、公平だとかそういうのにはたどり着けないです。
まぁ、いいや。
いつも戦争で勝った方が正しいということになっているわけですし、今回も、ウクライナの状況が終わるまで、判断は控えます。
勝ち負け競ってるんなら、各国の代表者でじゃんけんとかサイコロとか・・・で決めればいいのになといつも思います。
戦争なんて結局、子どもや女性がひどい目に合うだけだもん。
それで、その三匹の熊について、なんでそういう齟齬が出てしまうんだろうと気になっていたものをこの度ちょっとネット検索してみたわけです。
イギリスの民話ルートとロシア民話ルートがある・・・ということが発覚。
どっちがオリジナルなのかは分からなかったけど、日本に先に入ってきたのはロシア民話の方みたいです。
なぜなら、トルストイが発表したようなので。
日本の知識人の人たちはロシア文学好きですもんね。
ロシアからの情報がもしかしたら多かったのかもしれません。
きっと、どこかの研究者がトルストイのあらゆる著作物を日本語訳にしたのではないでしょうか?
ロシアルート、イギリスルートがあるのは分かった。
ロシアルートのお話は3匹の熊の方に名前がついており、イギリスルートのは女の子の方に名前がついている、という違いはあるようです。
どっちにしたって・・・アメリカ、関係ないじゃん!
なんでそれが本家本元かのように「アメリカの昔話で観光名所にもなっている」とドヤ顔で言った?
私は、本当に感謝しているのです。昔の日本の知識階級の人たちに。
ありとあらゆる国の文学作品を翻訳してくれていたことに。
そして、それを子供のころから触れることができる環境を作ってくれたのは、戦後の知識人たちだったと思うのですよ。
中国や、インド、中東、ヨーロッパもスカンジナビア、アフリカ、南米・・・色んな国のお話に囲まれて、もちろん、すべてではないけど・・・
他の国と比べたら日本は多種多様なものに触れるチャンスが多いと思います。
誰かのお話で聞いたような気がします。
戦後になって、「子供たちに希望を見せたいから」と、素敵な海外のお話を紹介しようとしてた翻訳者の人たちがたくさんいたらしいです。
その人たちの思い、今でも残ってますよね!どうもありがとう。みなさんのがんばりに感謝します。
日本の「子どもたちに希望を与える」物語やアニメが、世界の人の勇気と癒しに貢献するはずだと信じています。
おぉ、肝心なことを最後に一つ。
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時々営業しないと。。。忘れられてしまいます。