(405日目)優しい人間になびく習性。

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コラム
『本気で自分のことを考えてくれる人』
『真剣に向き合ってくれる人』

あなたの周りに一人でもいますか?
いたとしても、それは本当にそうですか?



よく聞くのは
(1)自分に寄り添って話を聞いてくれる
(2)優しく接してくれる
(3)自分に合ったアドバイスをしてくれる
ってことかな。

しかし、相手のことを思うなら
優しい言葉だけでは解決できないことって多い。
時に厳しく、
嫌がられることも言わなきゃならない。

優しい言葉をかけられて
『私のことを考えてくれている』と言うのは
ただ単に心地よい言葉をかけてくれる人に
なびいているだけではないだろうか?

本気で考えれば考えるほど
目先の問題解決よりも大切なことに目がいく。
例えば悩みの種・・・いわゆる原因だ。

悩みや問題にぶち当たったとき
それには必ず原因や要因と言うものがある。
それが自分以外にある場合も考えられるし
自分自身にある場合も考えられる。

もし原因が後者にあるのだとしたら
その原因を解消しない限り
同じ問題や悩みをくりかえすことに。

目先の問題だけ解決すりゃいいってワケじゃない。

ってことはその問題を解消しない限りは
いつまで経っても根本解決にはならない。
解決のためには
・本人に気づかせて
・嫌がることも言わなきゃいけないし
・問題に向き合ってもらわないといけない

そうなると優しい言葉だけで
済ますことなんてできないですよ。

本気で解決しようとすればするほど
この度合いはグッと高まる。

もちろん悩みには共感するけれど
共感だけで全て解決できない現実を
相談する側は理解しなければならん。

さっき(3)で挙げた
「自分に合ったアドバイスをくれる」
ってのも考えものだと思うの。

「自分に合ってる」ってのは
感想であり主観でしかない。
今の自分に心地よく響いただけであって
殻を破ってブレイクスルーするには
違う考え方を吸収したり
理解しなければならないケースもあるからさ。

自分に都合のいいアドバイスを
自分に合ったものと思い込んでるだけ。

悩みを抱えている時こそ
異なる価値観・考え方に触れて
自らをアップデートしなきゃならない。
そうしないと生ぬるい現状維持に
甘んじて生きていくだけにしかなんない。

殻に閉じこもったままで
狭い世界を生きていても成長しない。

新しいことを取り込むことって
本人にとっては苦しいことだと思う。
しかしこの苦しみを知らずして
弱い自分を強くすることはできない。



結論。

心地よく優しい言葉をかけてれる人は
目の前の問題を忘れさせてくれるかもしれないが
問題解消の道筋は与えてくれない。

厳しい言葉で指摘してくれて
一見すると逃げたくなる相手こそが
真の意味であなたを救うかもしれない。

一度視点を見直してみてもいいかもしれません。



余談。
ワイも苦しくて現実から目を背けたい時期あり。
その時にアドバイスをくれたのは取引先社長。
以前にも書いたチョビヒゲの長身コワモテオジ。

面談でもメッチャクチャ追い込まれたけれど
その時に気づけたことが多くて、
自分自身の生き方・人との接し方が
ガラッと変わったのも事実。

そしてその社長はなんのメリットもないのに
ワイの相談に応じてくれていた。
そこにこそ真理があるかもしれないな〜と思う。
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