聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥という、ことわざを聞いたことありますか?
簡単に言うと、分からない事をそのままにするか聞くかという事です。
分からない事を聞くとバカだと思われる。
今さら聞けない。
そんな心理が働いて聞けないという事が起こると思います。
では、仕事が出来る人と出来ない人、どちらが分からない事を聞くと思いますか?
それは、圧倒的に出来る人です。
分からない事を、そのままにしないで解消していくから新しい知識を身に付けて自分の力にしていくからです。
では、なぜ多くの人が聞けないのかというと、性格の問題というより社会の仕組みのせいです。
というのも、大人になるまでに学校教育で様々な知識を学びます。
人格を形成していく中で教えられるのが当たり前に育ってきました。
ところが社会に出ると、急に分からない事があったら聞きなさいと言われるようになります。
そんな変化に戸惑う人も少なくないと思います。
ちょっと考えて頂きたいのですが、学校教育というのはお金を払って学んできました。
だから教えてもらうのは当たり前だと思います。
社会人はどうでしょう?
お金を払うのではなく、もらってますよね?
だから教えてもらうのは当たり前ではありません。
時折出てくる愚痴で、「教えてくれないから出来なくても仕方ない」といった類の言葉は、実はおかしな話なんです。
上司から部下やアルバイトへ業務上必要な知識や技術を教えていくのは、職務上必要だから、普通は行われていると思います。
ですが、教える側はエスパーではありません。
何が分からないのか? 納得できないのか? どこでつまづいているのか?
言葉で伝えてもらわないと分かりません。
だからこそ、分からない事はそのままにせず聞かなければいけないという事です。
聞かれないことで、教える側は分かっていると思い先に進んでしまいます。
そうなると起きてしまうのが、置いていかれるという事です。
デキる人間は、恥ずかしげもなく聞くそうです。
分からない事をそのままにする方がもやもやして気持ち悪いからです。
「聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥」です。
一度聞いて解決した方が、先に進み成長速度は加速していきます。
年を取れば取るほど人に聞くというのは心理的にしづらくなります。
”今が人生で一番若い日です。”
若いうちに分からない事は、そのままにせず聞くなり調べるなりして成長の速度を上げていきましょう!