放射線治療とお金の話 

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コラム
こんにちは。
キャンサーライフコンサルタントのうさぎです。!(^^)!


今日ご紹介するのは、平成 31 年日本乳癌学会研究助成「日本における乳癌治療による経済的負担への意識に関する研究」班主催の、オンラインシンポジウムの中で滋賀県立総合病院の山内先生から伺った「放射線治療とお金の話」


💙放射線治療と言えばがんの3大治療の一つ(手術・薬物治療・放射線治療)
ちょっと”医療とお金”のこと聞きかじっておきませんか?
いつかもしもの時のために

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放射線治療の値段の違いはこんな理由があります。

同じ目的の治療でも施設や方法によって費用が異なる
効果や副作用に大差なくても治療期間や費用が異なる場合がある
目的によって方法や費用が異なる場合がある
個人で加入の生命保険はがん保険は線量によって支払われないことがある
治療にかかる費用や日数はあらかじめ確認しておいた方がい

💛🧡💚💙💜

同じ目的の治療でも施設や方法によって費用が異なる


施設基準によって費用がちがう
・常勤の医師が勤務しているか
・医学物理士など専ら品質管理を行うスタッフが勤務しているか

照射部位が増えると高くなる

放射線のあたり具合を改善する技術が用いられると高くなる

左乳がんで心臓を守るための方法が用いられると高くなる
⇒一部心臓に照射された場合、頻度は少ないが数年後から心臓に障害がおこることがある


効果や副作用に大差なくても治療期間や費用が異なる場合がある

これまでの標準治療
乳房全体に50Gyを25回に分けて照射(週5回、5週間)
腫瘍のあった場所に5回程度追加することもある(約1週間)

寡分割照射(少ない照射)
40Gy/15回や42Gy/16回(週に5回、約3週間)
腫瘍のあった場所に4回程度追加することある
リンパ節転移がない場合に推奨される

💛放射線科医師の話では (^^)
*寡分割照射の方が通院費の負担減・費用も安くすむが、50Gyでないとがん保険がでないから、50Gyの方を選ぶ患者さんも、まあまあおられるそうです。


目的によって方法や費用が異なる場合がある

脳転移による定位放射線治療(ピンポイント照射)
・ガンマナイフ治療
500,000円(3割負担で15万円)
・X線による治療
630,000円(3割負担で18万9千円)

骨転移による放射線治療
多く用いられている方法
30Gy(グレイ)×10回を2週間
およそ150,000円(3割負担で3万5千円)

痛みを和らげる目的のみ
8Gy×1回
80,000円(3割負担で2万4千円)

骨転移の治療を目指す治療 定位放射線治療
5cm以内の脊椎転移
1-10回程度の治療
630,000円(3割負担で18万9千円)



個人で加入している生命保険はがん保険が、線量によって支払われないことがある

放射線治療50Gy以上という条件が付いている保険もある
乳房寡分割照射や緩和的放射線治療では保険がおりないこともある
定位放射線治療は総線量に関係なく支払われる保険もある



🧡治療にかかる費用や日数はあらかじめ確認しておいた方がいい

加入している保険も確認しておくこと!
最適な治療は大事。お金も大事。


治療費用のこと誰に聞く?

主治医に聞く、病院のソーシャルワーカーさん、がん相談支援センター看護師さんなど 聞きやすい人にまずに聞いてみるのがおすすめ💜


診療放射線技師さんのこと
放射線治療の時、放射線技師さんに副作用の心配などたずねるのもいいです!放射線技師さんは親身になって教えてくれる方がたくさんおられます。

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