こんにちは。
パーソナルナースのうさぎです。!(^^)!
自由診療として行われる「がん免疫療法」
「医師がていねいに説明してくれる。信頼できそう。
お金はかかるけど、がんが治るならチャレンジしたい」
「でも、本当に信頼できる治療なの?」
ここでは、
『自由診療の治療を始める前に医師に確認しておきたいこと』
チェックポイントをご紹介します。
ポイント1
「効果が証明された免疫療法」と「効果が証明されていない免疫療法」がある
効果が証明されていない免疫療法も自由診療ではおこなわれています。
また、たとえ研究段階の免疫療法であっても
「研究段階の免疫療法=効果があるかどうか、まだわからない」
という意味だということを知っておくことは大事です。
ポイント2
自由診療の担当医に確認する
*この治療(投与量、投与方法)は標準的な治療法ですか?
→たとえば標準投与量より少ないと治療効果も不明な場合があります。
*この免疫療法は、多くの人を対象にした臨床試験で効果が証明されたものですか?
→数人の臨床試験で効果がみられても多くの人に当てはまるかどうか不明
*これまでにどのような状態の人にどのような効果がありましたか?
→病状により効果に差がある可能性も確認しておきましょう
*どのくらいの期間、治療が必要ですか?
*効果が出なかったり、症状が悪くなったりしたときには、どのように対応してもらえますか?
→症状が悪くなっても対応してくれない自由診療の医院もあるので注意
*今、治療を受けている病院の医師には免疫療法についてどのように伝えればいいですか?
*どのような副作用が起きますか?
→免疫療法も重い副作用が出る場合があります。
*副作用が起きたときには、どうしたらいいですか?
*副作用が起きたときにも、対応してもらえますか?対応してもらえない場合には、どこの医療機関を受診したらいいのでしょうか?
→副作用が起きたとき24時間いつでも対応してくれる体制が必要です。
*今、治療を受けている病院の医師と連携してもらえますか?
*治療は、保険診療で受けることができますか?できませんか?
*保険診療で受けられないなら、臨床試験や治験などの「研究段階の医療」に指定されていて、保険外併用療養費制度は利用できますか?
*なぜ保険診療や保険外併用療養費制度が利用できないのですか?
*治療費は全額自費で支払う自由診療(自費診療)ですか?
*自由診療で副作用が起こったとき、副作用の治療のために追加で必要な費用はどのくらいですか?
*治療全体では、どれくらいの費用が必要ですか?
→治療を受けているうちにどんどん治療費が増えていく場合があります。
自由診療の場合は特に注意が必要
ポイント3
お金が高いから”いい治療”とは限りません。
希望する治療が「自由診療」だった場合は、慎重に検討することが必要です。
後で後悔しないために。
ポイント4
まずは今の主治医に相談する。
また、信頼できる医師のセカンドオピニオンをとるなど
しっかり情報を集めて納得することが大事です。
でも、そんな気力はない。
医学知識も乏しい、ネット情報もどれが信頼できるのか、どれが正しいのか、どれが自分に合っているのかわからない。調べる時間もない。
↓
そんなときは
🧡がん拠点病院の「がん相談支援センター」に電話をしてみましょう。
厚生労働省の管轄なので、中立の立場でアドバイスをしてくれます。
様々な情報を持っている専門職が応対
ここで自分自身に合ったアドバイスをもらいましょう!
しかも相談料は無料
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自由診療を一概に否定しているわけではありません。
病状によってはもしかしたら希望の光になることもあるかもしれません。
自由診療 使う時も使わないときも
あとで後悔しないために、気になったらしっかり検討しておくことが大事!
自由診療を考えるとき、このブログのチェックポイントもヒントになるとうれしいです。
!(^^)!