がん患者さんのコロナワクチンについて 

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こんにちは。
パーソナルナースのうさぎです。!(^^)!

先日キャンサーネットジャパンさんの オンライン市民公開講座で
がん研究会有明病院 乳腺内科部長 高野 利実先生のお話を伺いました。

☆がん患者さん、がん経験された方へのちょっと専門的な情報をご紹介します。

Q.がん患者のワクチン接種はいつがよい?


A.「できるだけ早く、打てるときに打つ」が原則

可能であれば、下記を考慮
①抗がん剤によってワクチンの効果が減弱する可能性
・点滴の抗がん剤投与後数日間は避ける
・白血球が最も下がる時期も避けるのがベター
・分子標的薬、免疫チェックポイント阻害薬、内服抗がん剤、ホルモン療法ではタイミングはあまり気にしなくてよい

②ワクチンの副反応でがん治療に影響が及ぶ可能性を考慮する
 受診予定日前の数日間は避ける(ワクチンの副反応で発熱していてもコロナ疑いと区別がつかない。)

③がん治療とワクチン接種の両立は可能

☆担当医と相談して早めの接種を!!

ワクチンのスケジュールに合わせて、主治医が抗がん剤の日を調整してくれたという方もおられました。
主治医とのコミュニケーションが大事

Q.ワクチンはどちらの腕に打つのがよい?


A.乳がんの場合は、病気のない側の腕に打つのがベター
・リンパ浮腫のリスクがわずかながらあるかもしれない
・腋窩リンパ節の腫大がおこり、リンパ節転移とまぎらわしい
両側乳がんの場合は担当医師と相談を
⇒太ももに打つという選択肢もある
両側乳がんでも軽い方の腕に接種したというサバイバーの方もおられます。まずは医師に相談を
☆ワクチン接種後、腋窩リンパ節腫大がおきる
・検査時にはワクチン接種のことを伝える
・リンパ節転移と勘違いしたり、自己判断しないで、冷静に対応を
ワクチンについて、SNSでも多くの情報があり、どれが正しいのかわからなくなってきます。

💛信頼できる情報を得ることは大事!!

🧡がん患者さんのワクチンについて おすすめのサイト
日本癌治療学会,日本癌学会,日本臨床腫瘍学会(3学会合同作成)
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)とがん診療について Q&A
-患者さんと医療従事者向け ワクチン編 第1版-


がん患者の方がコロナに感染しやすいという研究は今のところ出ていませんが、「重症化しやすい」という研究は出てきているそうです。

高野先生のお話を伺うと、
がん患者の方はワクチンの不安、治療の影響への不安もあると思いますが、
主治医の先生と相談して、早めのワクチン接種をされた方がよいかも


主治医とのコミュニケーション大切。


それからワクチン接種医師とのコミュニケーションも大切。




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