制作開始

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大変ありがたいことに、
この数年は常に粘土フィギュアやイラストの制作のお仕事の依頼を切れ目なくいただいており、
ずっと枠が開かない状況が続いておりました。
つい昨日、いま手掛けている制作物をご依頼主に発送完了し、
手元にある案件は1件だけという状況になりまして、
ほんの少しだけ久しぶりに時間的な余裕ができました。

なので、ご好評いただいているにも関わらず、
ずっと粘土フィギュア制作の作例が、ずいぶん前に作成した「ドラクエⅢの勇者」と「レイトン&カトリー」を掲載しているのが気になってましたので、
ホントに久しぶりにご依頼ではなく自分の趣味でフィギュアを制作し、
作例を更新したいと思います。

せっかくですので、制作風景を(できるだけ)写真に撮って公開し、
私が普段どんなふうに制作作業を行なっているか知っていただくことで、
今後ご依頼をいただく際のご参考になればと思います。

私にご依頼いただいたことのある皆様には、
すっかりお馴染みの手順や写真の公開となりますが、
読み物としても少し面白いものになればと思いますので、よろしければお付き合いくださいませ。

さて、早速ですがまず最初の手順として、
いつもフィギュアを作成する前には、
いろいろな資料を見て造形のイメージとか細部の確認、作る際にデフォルメする箇所や逆にこだわって作りたい場所を決めるため、
自分でイラストを描いてみます。

しかし今回は、このブログが全何回になるかわかりませんが、
いきなり何を作るか種明かしになってしまうので、あえてイラストは公開せず、いきなり制作段階からお見せすることにしました。
一応、この後何を作るか明かすブログは有料公開する予定ですが、
「そんなのズルい!」と不評の声が上がるようでしたら無料公開に切り替えることも考えます。
(そんな声が上がるくらい読んでいただけると幸せです)
というか、わりと早めにあっさりバレてしまう可能性もあります。

で、一番最初の制作風景の写真がこちら。
IMG_4697.jpeg

いきなりなんだかよくわからない写真となってしまっていますが、
私は一番最初にアルミホイルや針金を使って素体を作り、
全体のサイズ感や各パーツのバランスが狂わないようにしています。
(今回は頭の部分の下にアルミホイルの塊が入っていて、簡単にサイズ調整ができるとともに、強度を保ったり重量を軽めにするといった効果があります)
この後は粘土を少しずつ盛って造形していくわけですが、
作っていくうちに、つまり粘土を盛っていくうちに、
せっかく素体で整えたバランスはあっさりと変わってしまうことになります。
まあ所詮素体ですので仕方のないことですが、
それでも最初にこういった素体を作っていなかった時期と比べ、
格段に作りやすくなりました。
おおよそのサイズ感を意識しておくのは結構、私の中で重要なことで、
後半、細部の作り込みを行なっていくうちにどんどんパーツが大きくなってしまうこともよくあるので、そういう時は最初の素体のバランスを思い出し、調整していくこともよくあります。

この後の工程は、基本的には全体を少しずつ作り込んでいくのですが、
それでもやはり作っていて楽しいパーツ、そうでないパーツというのはあり、
次回は、1番楽しいパーツの一つである「顔」の作り込みに、早くも取り掛かっていきます。
(そして、その段階でいきなり「何を作っているのかバレる」可能性が大いにあります)


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