事業主とは程遠い感覚で仕事をしているウーバーイーツ配達員

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新型コロナウイルスの感染拡大で多くの飲食店が衰退していく中、俄然、活況を呈しているのが飲食料品を自宅まで配達する“出前”産業だ。なかでもウーバーイーツの名称は、老若男女に知れ渡っている。

ウーバーイーツのビジネスモデルは、Uber社が消費者庁の第39回「インターネット消費者取引連絡会」(2020年12月開催)に提出した資料で次のように説明されている。Uber Eatsは「ご注文者様、レストランパートナー様、配達パートナー様の三者をUberの革新的なテクノロジーで繋ぐことにより、最短時間で人気店の美味しい料理をお届けします」とするマッチングサービスであると。

このビジネスモデルで注目したいのは、実際にフードデリバリーを担う配達員を「配達パートナー様」と敬語で呼んでいる点だ。
なぜ、敬語で? それは、配達員がUber社の従業員ではなく、個人事業者だからである。

しかし、実際に配達パートナーに従事している人たちはというと、「本職から得ている給料の足しにするために副業として…」とか、「一般の会社や飲食店のアルバイトだと自由な時間が制約されるから」といって、事業主とは程遠い感覚で配達員をやっている。

おそらく、所得税の確定申告期あたりで税務署からの警告を受けるまで、そのお遊び感覚は改めることはないだろう。ただし、彼らが事業主として目覚めたとき、起業することの大変さと面白さを実感するに違いない。

話は長くなったが、起業することの大変さと面白さ—、これをテレビ朝日系列のドラマ「六本木クラス」を通して今後、持論を展開していきたい。

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