軽はずみな考えで起業してはならない

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俳優の竹内涼真が主演するテレビドラマ『六本木クラス』は、竹内が演じる宮部新が自動車事故で長屋龍河(早乙女太一)に殺された父・宮部信二(光石研)の仇を討つために、東京・港区六本木に自分の居酒屋「二代目みやべ」を立ち上げて、龍河の父で巨大飲食産業「長屋ホールディングス」の会長・長屋茂(香川照之)に立ち向かうという復讐劇だ。

このドラマの第2話で、長屋龍河への殺人未遂で服役していた宮部新のもとへ、高校の同級生で初恋の人・楠木優香(新木優子)が面会にやってくる。新は服役中に長屋茂(香川照之)の自叙伝を読み「自分も飲食店を始めたくなった」と伝えると、優香から「復讐ってこと?」と聞かれた。その言葉に新は心が満たされるような感覚を覚える。そして「復讐」という人生の目標を見つける。

ここで、新の事業を立ち上げる時の心構えが垣間見えるわけだが、その決意の深さこそ事業を成功へと導く起爆剤になると言える。「お金持ちになりたいから」とか、「会社組織の一員として上司や先輩の顔色を伺いながら仕事をするのが嫌だから」という理由で自営業者を目指す人がいるが、立ち上げた会社には必ずライバルが現れるということを知っておきたい。

ライバルが現れたとき、食うか食われるかの熾烈な戦いが始まる。だから、起業するときの「決意」の深さが重要になってくる。宮部新は、最初からライバルを、いや、敵をつくることで「命をかけて自分の会社を大きくしてやる」と深い決意をしたわけだ。それは、新が優香に対して「長屋を超えるために7年後、この六本木に店を出すことに決めた」と宣言したシーンで表現されている。

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