言の羽18 「Forgotten weeps 」

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Forgotten weeps

誰にも知り得ぬ密林の奥に
突如迫り来る轟音

「僕はここに」

岩を削って声を嗄らす滝壺
地球の心拍のように
どう、と深く響く。

先を小走りする俺を、
君は忘れただろうか。

大多数からはみ出た者を。
社会は忘れただろうか。

名もしれぬ密林から
遠い南の狭い部屋から

大地は。
俺は。
叫ぶ。

どんなに時の矢が降って
ボロボロになっても
「私は私だ」と。
中身は何も変わりはしないと。

負担に焼ききれた体を
大気を纏う俺たちを

君は憎むか。
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!新たな試み!

読んでいただいてありがとうございます。
更新頻度が不定期すぎるでおなじみ。
言の羽の書き手、百音です。

昨日、生まれて初めての

「正式な詩作の依頼」
かつ
「写真からのインスピレーションで書く」

という一大チャレンジをしました。

今回の
「Forgotten weeps」は
惜しくも採用されなかったものです。
許可を得て、こちらで皆さんに
見ていただくことにしました。

依頼者の方はフォトグラファーさん。
事故による後遺症をばねに
思い切って転身なさったそうです。

お題になった写真も
「森の中の大きな滝」でした。
(表紙とは別の写真です)

30秒凝視してすぐ書き始めたので
いささか不安でしたが
リクエストにお応えできて
一安心でした。

逆に・・・

皆さんは百音の作品に情景は
浮かんできますか??
♡と一緒にメッセージで
感想をいただければ💌

今後に生かしていきますし
単純にうれしいですw
待機にかかわらず
✉お待ちしております!

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