1.もったいないこと
私は、世の中で一番の無駄使いとは『才能を活かさないこと』だと思います。
先日ある方と、2時間位お茶を飲みながらお話しする機会がありました。
その方は美術系の資格や能力、そして経験もある。
でも「そんな私程度の人はたくさんいます。この程度じゃ食べていけないですよ」と、おっしゃる。
才能は、個々の独自性や特異性を示す鍵となる資源です。
その人だけに与えられたギフト。
その力を最大限に発揮することで、個人と社会全体に多くの恩恵をもたらすことが出来るはず。
また、才能を活かすことは、個人の成長にも欠かせないものであり、これを活かさないなんて、本当に「もったいない」と思います。
2.好きなことを仕事にする恐怖
好きなことを仕事にすることに、恐怖や不安を感じる人は少なくありません。
上記の方以外にも、たくさんお会いしてきました。
私自身、キャリアコンサルタントを職業にすることに、ためらいや抵抗があったのも事実です。
好きなことを仕事にする恐怖や不安とは、「失敗したらどうしよう」という思いがあるから。
自分が好きなことには、これまでたくさんのお金と時間と情熱を捧げてきたことはず。
失敗したら、これらがすべて無駄になってしまう。
その恐怖や不安があるから、仕事にすることにためらいや抵抗が生まれます。
また、上記のような美術系の仕事、いわゆるアーティストの場合、自分の作品を他者から評価されることになります。
渾身の作品を、ボロクソに言われたら、しばらく立ち直れないかもしれません。
3.才能に気付かないこともある
他にも、自分の持つ才能に気付いていない人もいます。
なぜなら、才能はその人には簡単に出来てしまうから。
特に努力や苦労しなくても出来るのが才能です。
だから自分では気付きにくいという点があります。
そのため、才能を見つけるためには、自己探求が欠かせません。
自分自身に対する好奇心を持ち、客観的に自分を見つめることで、自分の中に潜む才能を発見することが出来ます。
4.才能を活かす意義
誰しもが持つ才能を活かすことは、単なる自己満足だけでなく、社会に対しても大きな意義を持ちます。
個人が持つ才能は、その人ならではの独自の視点や考え方があり、新たな価値を生み出す原動力です。
才能を活かすとは、個人は自らの可能性を広げるだけでなく、周囲の人々や社会全体にも影響を与えることが出来るのです。
才能を活かさない、つまり才能の無駄使いとは、個人だけではなく社会全体の損失になります。
だから、あなたも好きなことややりたいことがあれば、ぜひ一歩踏み出してください。