自己否定から自己承認へ 自分を褒める力

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1.自己否定がクセになっていませんか


仕事でも、趣味でも、地域の活動でも何かうまくいかなかったとき、自分にこんな言葉を投げかけていませんか?

俺はなにをやってもダメだな」

「なんで私はいつもこうなの」

「どうせ自分なんて」

「自分はクズだ」

このような言葉で、自分にダメ出ししている。

この言葉を自分に投げかけることで、あなたの心は傷付きます。

その度に自信を無くしてしまう。

他人から投げかけられた言葉なら、言われた事に気付きます。

しかし自分で自分を責めている事には、なかなか気付けません。



2.セルフトークとは

このような自分に投げかける言葉を【セルフトーク】といいます。

セルフトークは、自分の潜在意識に大きな影響を与えています。

自分を否定するセルフトークは、自分自身への攻撃であり、言葉の暴力です。

他人に言われるよりも、深く自分を傷つけている事に気付いてください。

自己否定が、言葉のリストカットと言われる理由です。

では、なぜ自分に対して否定的な言葉、ネガティブなセルフトークをしてしまうのか。

それは他人と比べているからです。

他人と比べて、自分の欠点、短所、弱点に意識を向けているので、自己否定してしまいます。

そして、自己否定により自己肯定感が下がると、やがて『私は何をしてもうまくいかない』という思いから、未来に対する不安感が強まり、生きていくこと自体が怖くなります。

また自分の判断に自信が持てないため、他者に決めてもらう依存心が強まり、新興宗教や自己啓発セミナーの虜になってしまう人もいます。

この生きることへの不安感や依存心から、必要以上に他人に認められたい欲求=承認欲求が強まり、ますます周囲の意見や評価に振り回されてしまいます。

つまり、自分軸ではなく他者軸で生きることになります。



3.自己否定の原因

自己否定をしてしまうのは、他者との比較が原因。

だから、自己否定から抜け出す方法は、他者ではなく過去の自分と比較することを習慣にしましょう。

学校生活を終えて初めて社会人になった頃の自分と、今の自分を比較する。

そうすれば、必ず成長している部分があるはずです。

私は名刺交換のやり方を知らなくて、相手から受け取った名刺をそのままポケットに入れたことがあります。

今思い出すと恥ずかしいやら、大変失礼なことをしたと反省しきりですが、当時は知らなかったから仕方ありません。

でも、今は知っています。

少し成長しました。

このように過去の何も知らない頃の自分と比べれば、誰でも成長している部分があるでしょう。

今は当たり前に出来ている、自然に行動しているからこそ、自分の成長に気が付かない訳です。



4.自分を認め褒めること

あなたの心は、認められたくて、褒められたくています。

だから、自分で自分を褒めてあげましょう。

「昔と比べれば成長したね」

「色々なことが出来るようになったね」

「いつも頑張っているね」

引き寄せの法則によると、自分がいつも思うことが実現するといわれています。

だから自己否定していると、また自己否定しなくてはならないことが起こります。

自分を認め承認していれば、今度は他者から認め承認されることが起こるでしょう。

自己承認は気休めではなく、望む現実を手に入れるためには絶対に欠かせません。
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