▽キャリアコンサルタント選びの注意点

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1.2種類のキャリアコンサルタント

日々忙しく働いている会社員のうち、転職や再就職を検討している人が多くいらっしゃるのではないでしょうか。

このブログを読んでいるあなたも、きっとそのお一人でしょう。

そんな時、キャリアコンサルタントの支援を受ける人も多いと思います。

しかし、キャリアコンサルタントには、大きく分けて2つのタイプがいることを知っておいた方がよいでしょう。

1つは、どこでもいいから、とにかく就職させることしか考えていない人です。

もう1つは、支援している人が入社後に、その会社で働き続けることが出来るか、定着するかどうかまで考えて支援する人です。



2.営利優先のキャリアコンサルタント

2種類のうち、圧倒的に前者の方が多い。

どこでもいいから、とにかく就職させることしか考えていないキャリアコンサルタント。

それには理由があります。

民間の派遣会社や人材紹介会社は、営利目的で活動しています。

利益が出ないと倒産してしまうし、個人の成果や実績に基づいて、昇進・昇格・昇給が決まります。

その個人の成果や実績の判断基準のひとつが【就職率】です。

自分の支援している人が、どれだけ実際に就職が決まったのか。

より多くの人を就職させれば、会社に貢献した人材として高く評価されます。

また一般的に考えると、失業者が少ない方が良いと考えられています。

なぜなら失業率と犯罪の発生率には相関関係があり、失業率が高まるほど犯罪も増加しています。

だから、たくさん就職させたキャリアコンサルタント=優秀なキャリアコンサルタントと判断されています。

そのため、本人の希望や意思に関係なく、すぐに就職しやすい業界や職種を勧める傾向があります。

それはどんな会社だと思いますか・・・

不人気で応募者が少ない会社です。

また、ブラック企業のように出入りが激しい会社。



3.誰のためのキャリアコンサルティングなのか

就職さえ出来れば、そこで働く人がどうなるかは関係無い。

あくまで自己責任であり、後は当人の問題と考えている。

そのようなキャリアコンサルタントがたくさんいます。

じゃあ、ハローワークのような公的機関なら大丈夫?

と、思う人もいるかもしれません。

しかし、ハローワークでも非正規雇用の職員が、窓口で求職者と対応するケースがほとんどです。

この非正規雇用の職員は、1年毎の更新性になっています。

実績を出さないと更新してもらえない。

したがって、就職率を上げていくことが求められています。

そのため、民間同様に、どこでもいいから就職させようとする傾向があります。



4.キャリアコンサルタントを選ぶ基準

では、どうすれば、自分のキャリアを守ることができるのか。

それは、耳障りの良い無難で当たり障りのないことしか言わないキャリアコンサルタントは避けた方が良いということ。

本当に相手の事を考えているキャリアコンサルタントは、厳しいことも伝えます。

あなたに子供がいて、子供の就職を心配しているとしたら、時には口うるさいことも言うでしょう。

それは入社後の事も心配しているからです。

入社させることだけを考えて支援している人。

入社後の事も心配して支援している人。

前者の方が、優しくてなんでも話を聞いてくれる良い人に見えてしまうのが、この業界の怖いところです。
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