緑龍のシエルちゃん③シエルちゃんと森の木さん②

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コラム

朝から木さん達に誘われて森に出かけたシエルちゃん
木さん達が「歌を歌って!シエルちゃんの歌が聞きたい!」と
ねだったので歌を歌って一緒の時間を過ごしています。

森の木さん達はシエルちゃんとの時間をとても楽しんでいる様子でした。
それから数時間して
買い物に行くのでシエルちゃんに声をかけました。

「シエルちゃん買い物に行くけど、一緒に来る?」
「うん!行く~」
「木さん達とはいなくてもいいの?」
「今木さん達と一緒にゆっくり眠っていたの。
だから木さん達は寝ているの。だから大丈夫なのっ」
「じゃあ行ってくるねっ」と木さん達に声をかけると
木さん達からは
「いってらっしゃーい」と穏やかな声で返事が返って来ました。

その後木さん達と他には何をしていたかを聞くと
「とっても気持ちの良い風が吹いてねっ。木さん達が嬉しそうに
葉を揺らすの。そうするとシャラシャラ~って綺麗な音が鳴ってね!
それが人間の世界の鈴のような音になるの。
でも、もっとキラキラした音なんだよ~。
それで光が反射してキラキラする感じになるの~
とっても綺麗なんだよ~。
それを見るだけで僕もすごく気持ちよくなるの~」と
そう話していました。

買い物中はシエルちゃんは静かでした。
買い物が終わって聞いてみました。
「シエルちゃん。今日はとっても静かだったね」
「うん、僕はもう大人なの。
だからみやちゃんのお仕事の時やお買い物の時に
お邪魔をしてはいけないの」
「えっ?そうなの?でもそんなに気にする必要ないんだよ。
シエルちゃんは
歌を歌いたい時に歌ってもいいからね」と言うと
「そうなの?じゃあ僕歌う~」と元気に歌い出しました。

「シエルちゃんはねっ!
とっても元気な良い子なの~♪シエルちゃんはねっ!
いつでも明るい素敵な子~♪シエルちゃんはねっ!
元気で可愛い良い子なのっ♪
いつでも楽しく歌うのよ~♪シエルちゃんはねっ!
すご~く優しい緑龍ちゃんっなのっ!
いつでも皆を癒すのよっ♪シエルちゃんはねっ!
癒しが得意な素敵な子っ♪」
と延々と自分をほめる歌を歌っています。
すごく楽しそうなので何も言わずにのんびりと聞いていました。

森にさしかかると木さん達が声をかけてきました。
「シエルちゃんお帰り~。
みやちゃんと何のお歌を楽しんでいるの?」

その質問にシエルちゃんは
「このお歌はね~『シエルちゃんの歌』って言うのっ!」
自分のテーマ曲だったようです。
一瞬(そんな歌があったのか~)と耳を疑いました。
いつ作ったのでしょうか?

もしかしてさっき即興で作ったのかも知れませんね。
「僕たちも聞きたいな~。シエルちゃんここでお歌を聞かせてよ~」と
木々さん達は言って来ました。
「うん。いいよ~。みやちゃん行ってもいいでしょ~?」
「ええいいわよ。のんびりしてきてね」

「うん、じゃあ行ってきま~すっ」
シエルちゃんはその後は森の木さん達と
『シエルちゃんの歌』を合唱していました。

「シエルちゃんはねっ!とっても元気な良い子なの~♪
シエルちゃんはねっ!
いつでも素敵な明るい子~♪シエルちゃんはねっ!
元気で可愛い良い子なのっ♪
いつでも楽しく歌うのよ~♪シエルちゃんはねっ!
皆を癒す緑龍ちゃんっ!
いつでも笑顔の緑龍ちゃん♪シエルちゃんはねっ!
とっても素敵な可愛い子♪」
楽しそうに合唱する声はそれから長い事聞こえていました。

翌日の朝
「みやちゃん、おはようっ」
「あれっ?昨日静かだと思ったらお泊りしていたの?」
「そうだよっ!僕は大きくなったからお泊りも出来る子なのっ」

「でも、お泊りしますって言わないで泊まってもいいの?」
「でもねっ森の木さんはみやちゃんのお家のすぐそばなのっ!
だからお泊りでもお家にいる感じなんだよっ」
大人だから外でお泊りしたはずなのに言う事が
少し言い訳みたいです。

シエルちゃんはその後も木さん達と共に
歌を歌っていました。
「シエルちゃんはねっ!とっても素敵な良い子なの~♪
シエルちゃんはねっ!
いつでも元気で明るい良い子なの~♪
シエルちゃんはねっ!元気で可愛い緑龍ちゃん♪
いつでも楽しく歌うのよ~♪シエルちゃんはねっ!
皆を癒す緑龍ちゃんっ!
いつでも笑顔の緑龍ちゃん♪シエルちゃんはねっ!
とっても明るい楽しい子♪」

と、「シエルちゃんの歌」を合唱しながら
木さん達との交流がとっても楽しい様子で笑顔で
過ごしていました。



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