デジタルとの距離感
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コラム
自己肯定感の話を深め、関連する
「リフレーミング」についてもお伝え
したいところではありますが、
ネット関連の悩みが急を要しています。
スマホをゲットした若者と、
使い過ぎる子に悩む保護者の方へ
このブログが、解決のヒントになれば…
これが前提
だから、デジタル・ネイティヴ世代と
呼ばれ、スマホという末端のツールを
扱ってるだけで、天下をとったような
万能感を味わっている場合ではなく、
だから、「カワイイね」「キレイだね」
「もっと見たい」という承認欲求目当て
で体の画像を送ったら、途中で経由する
複数のサーバー管理者達に見られている
可能性だってあるんです…恐らく基本は
暗号化されているとはいえ、銀行の口座
番号・クレジットカード番号も流出する
昨今、その画像が流出しない根拠は…?
好きで、心から信頼できると信じていた
相手が、振られたからと急に態度豹変し、
端末に保存した画像を拡散しない…と、
断言する根拠は?…危険なんです、本当。
未熟な自我
在宅ワークの私は、特に午前中、
誰とも話さないことがあります。
世の中に取り残されたような気がする
そんな時、友人のLINEの返事が短い
→忙しいのかな、いや、嫌われた…?
あるいは、ネット依存と思われてる?
この年(プロフで年代を晒してます)
になっても、そんな勘繰りをします。
これが、社会での人生経験10数年で、
多感な思春期のころだったとしたら…
クラスという狭い空間でさえ四苦八苦して
人間関係の機微を学習している途中なのに、
SNSで不特定多数の、年代も性別も背景も
多様な人の中でそれをしなくてはいけない
…あまりにも酷なことだと思うんです(:_;)
落ち込みつつSNSで空元気を出したのに、
「心配したのに陽気な書き込みしてる」
と、友人に言われることもあるでしょう。
あなたを褒めてくれる見知らぬ相手は、
「返信が早くて、便利な相手」と、影で
あなたをバカにしているかもしれません。
こんなわけで、情報リテラシーを身につけ
危険性を理解し、リスクを引き受けられる
頃になってから使って!と大人は願います。
伝家の宝刀
「好きに使うのは自分で稼いでから」
その子の心理・発達の状態、そして親子の
関係性によって、言い方と言うタイミング
に注意を要する言葉です…多用は逆効果。
でも、これを保護者が心に留めておくだけで
心構えと対応が違うのではないでしょうか。
定時に起き、行きたくない日もしんどい日も
仕事に立ち向かい、時に残業し、帰宅後まで
頭を悩ませることもある……それを毎日毎日
繰り返すことが、いかに尊いか。
LINEもインスタも無料で、端末は格安かも
しれない(でも大手キャリアだよね?格安
スマホだとしたら、調べてくれたのは大人
だよね?)…でも、最低限通信料はかかる。
大人の功績
通信料を払い、スマホを雨の日も風の日も
安心して使える住居を確保してくれたのは、
&
寒い日も暖かい日も快適な衣服を買うお金
を与えてくれたのは…君の「保護者」だし、
君がスマホを楽しみながら乗る電車を
世界に稀に見る正確さで走らせるのは
&
街中にネット環境を整備するため、
汗水流して働いたのは、大人です。
(もちろん、無料Wi-Fiは危険だから
使うなって知識くらいあるよね!?)
依存の構造
一方で大人の方も、未就園児の頃
から子どもが愚図ったときすぐに
スマホを与えて育てて、小学生に
なった途端「スマホばかり使わず
勉強をしなさい」と言うのは……
誘惑と依存の塊を一方的に与えられ、
一方的に奪われた子、つらいのでは。
与える大人、使う子ども、お互いに
考えるべき点が多いにある…だからこそ
難しい問題です。次のブログで具体的な
対応例をご提示してみたいと思います。