こんにちはSHOです。僕のブログを読んで頂きありがとうございます。
さて、ダイエット中の皆様は「血糖値」というものを気にはされていませんか?
血糖値とは、血液中にどのくらい糖分が含まれているかというもので、この糖は「グルコース」のことです。糖質は体内で消化されると単糖類のグルコースに分解されます。
糖は体内にエネルギー源として貯蔵することができますが、その手段は2つ。
1つはグリコーゲンに変換して肝臓または筋肉で貯蔵できます。ただし、貯蔵できる限度があります。
そしてもう1つは脂肪細胞内に体脂肪として貯蔵できます。ここはほぼ無限に貯蔵できます。なので、血糖値が高すぎると肥満に繋がるからダイエットをしている人は血糖値を気にするわけです。
これを踏まえた上で、人間には血糖値を上げるホルモンと下げるホルモンがあるのはご存じでしょうか?
私たちの身体にとってグルコースは重要なエネルギー源です。血糖値が下がる(低血糖になる)ということは生命活動が維持できなくなってしまいます。
ただ血糖値は高すぎても糖尿病などの病気になりかねないので、上がりすぎても良くありません。
なので、血糖値を調節する必要があるのですが、血糖値を調節するホルモンがあるのです。
まず、ホルモンとはなんだ?という話をしておきます。
○ホルモンとは?
ホルモンとは、内分泌臓器に作られた後に⾎液中に放出され、全⾝を巡りながら複数個の⽬的の器官の細胞に情報を伝えるための物質のことです。
わかりづらいですね。
ポイントは
・血液が運ぶ
・A→Bに届ける
・少量で反応する
といったところでしょうか。
⽬的の器官(標的臓器)の細胞には受容体があり、その受容体が⾎中のホルモンをキャッチすることで信号が伝わるという仕組みになっています。
これと似たようなもので神経伝達物質というものがあります。これは⾎中に放出されるものではなくて神経から神経に情報を伝えるものです。
例えばドーパミン、アドレナリン、ノルアドレナリンなどは、ホルモンとしても働くし神経伝達物質としても働きます。混同しやすいところですが、違いが分かっていれば問題ありません。
○血糖値を下げるホルモン
●インスリン
これだけです。
もう1度申し上げますが、これだけなのです。人類の歴史と関係があると言われているのですが、現代のような飽食時代になるまでは、血糖値を下げるホルモンって1つで良かったのでしょう。
インスリンは膵臓のランゲルハンス島のβ細胞から出るホルモンで⾎糖値が上がると分泌されるホルモンです。
エネルギー代謝を調節し、脂肪の蓄積や貯蔵を促進させます。グルコースをエネルギーとして使用するために細胞内にとりこませるので、⼗分な量のインスリンがないと、⾎中のグルコースはどんどん増えてしまいます。
インスリンには別途詳細に触れていくことにします。今回は血糖値を下げるホルモンはインスリンだけなんだということをお伝えしたいです。
○血糖値を上げるホルモン
●グルカゴン
⾎糖値が下がりすぎると膵臓のランゲルハンス島のα細胞から分泌し、⾎糖値を上昇させます。
体内では、余分な⾎糖は肝臓で取り込まれてグリコーゲンに合成されて蓄えられて、⾎糖が必要になったら、グリコーゲンを分解して⾎糖に戻します。グルカゴンは肝臓のグリコーゲン分解を促進し、⾎糖のグリコーゲン合成を抑制します。
肝臓で取り込まれた⾎糖は、グリコーゲンだけでなく脂肪細胞に体脂肪として合成されて蓄えられます。体内で⾎糖が必要になったら逆に体脂肪を分解して⾎糖に戻します。 グルカゴンは肝臓の体脂肪分解を促進します。
●カテコールアミン
カテコールアミンは、副腎髄質から出るホルモンで
・ドーパミン
・アドレナリン
・ノルアドレナリン
この3つで、交感神経支配臓器に作用して血圧を上昇させたり、肝臓でのグリコーゲンの分解を促進して血糖を上昇させるなどの役割があります。
この中で血糖値上昇に関係しているのは、アドレナリンとノルアドレナリンです。
●コルチゾール
副腎皮質から出るホルモンで、グルカゴンやアドレナリンの作用を高め,肝臓における糖新生を促進するため血糖値を上昇させます。
●成長ホルモン
成長ホルモンは脳下垂体から分泌されるホルモンで、脂肪を分解する作用があるので、蓄えられた脂肪が遊離脂肪酸に分解されて、その遊離脂肪酸はインスリン作用をブロックします。
要するに、成長ホルモンが多く出ると、インスリン作用が低下して血糖値が上がるのです。
あと、甲状腺ホルモンも血糖値を上昇させる作用がありますが、とりあえずこの4つを抑えておけばOKです。
今回はまず
・ホルモンとは何か?
・血糖値を下げるホルモンと上げるホルモンがある
・下げるホルモンはインスリンだけ
といった感じで概要だけ何となくご理解して頂ければOKです。
ここまで読んで頂きありがとうございました!