煩雑化するUSB規格 #4

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IT・テクノロジー
今回は給電系について。給電系もややこしいんです。
USB 2.0 : 5V/500mA
USB 3.0 : 5V/900mA
USB BC 1.2 (Battery Charging)  :  5V/1.5A
USB PD 3.0 (Power Delivery) :   3A,5A/5V,9V,15V,20V  Max.100W
USB PD 3.1 (Power Delivery) :   3.0に28V,36V,48Vを追加 Max.240W 
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USB BCはスマートホンのバッテリの大容量化に伴い、VBUSの供給電力をアップさせた規格でインターフェース規格とは別で定義されています。(USB-BCという規格がある)また、BC対応デバイスを識別するためのプロトコルも定義されています。2.1A対応の充電器とか偶に見かけますが、これはApple製品対応のためのもので、USB-BCから派生したスペックかな?出所がちょっとよくわかりませんが、正式に規格で定義されているものではないと思います。

USB PD3.0はノートパソコンやタブレットの充電も想定し、最大100Wまでの給電が可能となっています。(100Wは規格上の最大値で実際に何Wまで給電できるかは、その製品の仕様によります)

USB BCはType-A/Bコネクタ用の給電規格、USB PDはType-Cコネクタ用の給電規格です。なのでType-A/BではUSB PDをサポートしていません。
            ↓こんなイメージ。
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※Type-A,B,Cについては「煩雑化するUSB規格 #3」を参照して下さい。

Type-CではこのようにNote PC側に電源が不要で、ケーブル1本で完結できます。使う側にとってはすごく便利ですね。
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USB PD3.1の240W仕様はいろんなネット記事に出てますが、数日前に規格リリースがあったばかりです。240Wってどんなユースケースを想定してるんでしょうね?

つづく・・

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