「物知りさん」が今後生き残るには。

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昔の漫画やアニメには、いわゆる”物知りキャラ”っていましたよね。
いつも分厚い本を持っていて、メガネかけて「ハカセ」とか呼ばれてそうな人。

今はもう、そのようなキャラの居場所はなくなりつつあります。
それはスマホが登場してしまったから。

なにか分からないこと・知らないことがあったら、ポケットからスマホを取り出して検索すれば、大体のことは分かってしまう。
ネットワークという集合知が、みんなのものになったのが現代です。
つまり今の作品には(専門的な知識がない限り)ハカセのポジションは用意されにくい。

そして今度はAIが登場してしまいました。
”ハカセ”が消えかけつつあるのと同様に、AIによって居場所を奪われるポジションがあります。
それが事務処理能力に長けた人。

昨今のAIの進歩には目覚ましいものがあります。
もちろん目的の結果を得るために、使う側も質問の仕方(プロンプト)をしっかり理解する必要はあります。
それでも昔なら上司が部下に「これやっといて」と命じて作成させていたようなものは、大体がAIで作れてしまう。
すごい時代です。

じゃあ人が何かを勉強したり、学校へ行ったりする必要はなくなるのか?といえばそうではありません。
上でも述べたようにAIをうまく使うためには、そもそもちゃんとした命令を人が出さなければいけないからです。
たとえばAIに論文を書かせるにしても、使用者本人にある程度の知識があることは大前提。
でなければどうやって命令したらいいのか、それすらも分かりませんからね。

むしろ今まで通りしっかり勉強することは当たり前で、これからの時代は「そのうえで何ができるか」というプラスアルファを求められる気がします。

言われたことをやるだけではダメで、そのうえで何ができるか。
つまり自分自身の考えや意見という”持論”をしっかり持っているかどうか。
それが大事なのだと思います。

持論の大切さは、過去の記事でも記載したとおり。

AIに取って代わられないように、AIにはできないこと、つまり「自分で考えること」の大切さを忘れないようにしたいですね。

というお話でした。
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