おあ……あ……

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話し方の基本

ココナラ電話相談の出品者、それもいつもランキングで上位にいる売れっ子たちは、さまざまな個性を持っています。

聞いている人を引き込むような巧みな話術ができる人もいるでしょうし、いいことはいい、違うことは違うとハッキリ言う、歯に衣着せぬスタイルの人もいるでしょう。
私のようにゆるい関西弁で、深く考えずおしゃべりしてしまうだけの出品者も、いるにはいます。

それぞれの特色は違えど、根底に共通している部分があります。
それは全員が全員『聞き上手』だということです。

話し上手と聞き上手は違います。
話し上手とは、講演会などの壇上で多数の人を相手に話したり、面白い話ができたりと、自分が主役になるスタイルです。

しかし聞き上手は、あくまで引き立て役。
相手の話を引き出し、ときには相づちやリアクションをとりながら、相手に『もっと話したい、もっと聞いてほしい』と思わせるスタイルです。

たとえば電話相談の出品者、それもベテランの人は、自分とお客様で会話がかぶったとき、絶対に「どうぞどうぞ!」とお客様に会話を譲ります。
自分はあくまで引き立て役だと理解しているからです。
聞き上手という基礎があるうえで、それぞれ自分のスタイルを構築しているのです。

逆に言えばどれだけ会話が面白くても、自分ばかりがベラベラ喋るタイプの出品者は支持されにくい。
聞き上手という基礎がないからです。
それだとお客様はせっかくお金を払っているのに、なぜか出品者の話ばかり聞かされることになってしまいます。

実は私も初心者時代はそうでした。
会話が盛り上がると、つい自分が発言の機会を取ってしまうのです。
おしゃべり関西人の悪いところです。

最初はお客様と自分、双方が楽しく発言して盛り上がっていたのに、気づけば自分だけが話している。
お客様はただ聞いているだけ。

一度この空気ができあがってしまうと、もうお客様は自分からほとんど発言してくれなくなります。
そしてそうなってしまったら、そのお客様が再び自分のところに電話をかけてくださることは、ほとんどありません。

初期のころの苦い経験です。

お客様は自分が話したくて、自分の気持ちをスッキリさせたくて、そして自分の気持ちに共感してもらいたくて電話をかけるのです。
だからこそ、お金を支払っている。

私たちはあくまで引き立て役。
引き立て役に求められるのは話す能力よりも、聞く能力なのです。
この『話し方の基本』の章では、聞き上手になるための基礎的なスキルをお話ししていきます。 

※余談ですが私は今、お電話を開始する前に毎回「話しすぎるな、話しすぎるな、話しすぎるな」と3回唱えてから通話ボタンを押すことにしています。 


以上です……

あけ……おめ……

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