相手をコントロールして欲しいものを手に入れる心理

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こんにちは。
徳山までの道のり
青空、緑最高。
地元の景色は最高です。


さて今日は心理ゲームについて


先日、Bさんからご相談を頂きました。

「Aさんの悩み相談にのっていたら
いつの間にか私が責められる立場になり
じゃあ、相談してこなければいいのにと
最終的にイライラとモヤモヤだけ残った」
「結局彼女は何がしたかったのか
今でも分からないんです」
このような経験
みなさんにもありますか?


つまり
Aさん・・・被害者から迫害者へ
Bさん・・・救済者から被害者へ
このようにポジションにも変化があったというもの。

これは精神科医エリックバーンの
「ゲーム分析」という
コミュニケーションに当てはまります。


ゲームと言っても一般的なゲームではなく
人が交流する中で発生する現象で
不快な感情を味わう結末に自らが持って行く
そんなコミュニケーションの図り方を
無意識のうちにそして習慣的に
繰り返し行ってしまうというもの。

本人の無意識の中に
本人にも分からない
隠された意図があります。
もう少し分かりやすい例をあげてみますね。

みなさんにも
次のような経験を
したことがあるのではないでしょうか


幼いころ欲しいものがあり
「これが欲しい」と
言葉で伝えたときには
買ってもらえなかったものが
癇癪を起したり強い怒りの感情を表すと
買ってもらえた
このような経験を通して
癇癪や怒り=喜びの感情を味合わせてくれるもの
と記憶されると
再びその感情を味わったり
自分の欲しい反応を得るため
それを叶えてくれそうな相手に対して
無意識にゲームを仕掛けるということを
習慣的にしてしまう。


大人になった頃には
幼いころの記憶もなくなるため
なぜ癇癪や怒りの感情がわくような
非建設的なコミュニケーションを図っているのか
自分でも分からない状況になるのです。


これは複数人だけの場合ではなく
時に自分との対話の中でも行われます。

起きてもいない先のことを考え
こうなったら・・・
ああなったら・・・
そう考えて不安な気持ちになることも
一人ゲームの可能性があります。

もしあなたに同じ感情を
何度も感じている経験があるとしたら
その感情を味わうために
自ら意図的にその状況にしている
「ゲーム」かもしれません。

「ゲーム」をすることで
お互い不快な感情が残るだけではなく
伝えたいことが伝わらなかったり
大切な相手との関係性が
こじれてしまわないように
自分の行動を振り返り
もし「ゲーム」をしているな
と気づいたら
それを中止し手放したり
仕掛けられそうになったら
巻き込まれないように
距離をとることが大切です。
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